英会話ができるって一体どういう状態なの?

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「英語学習を続けてるけど、これで上達するのかな…」
「この学習法って役に立つのかな…」

英会話の上達を目指しながらも、こんな疑問を持つ学習者はとても多いと思いますが、では

そもそも英会話ができるってどういう状態だろう?

と考えてみたことはありますか?

ほとんどの人は、そんなの考えたことがないと思います^^;

でも実は、英語ができる人の頭の中を知ることで、意図やコツを意識しながら学習に取り組むことができ、あなたの上達スピードが上がります。

それだでなく、挫折を防ぎ英語学習を継続できるという効果もあります。

この記事では、英語ができる人の頭の中をのぞき見ながら、「英会話ができるという状態」について詳しく解説します。

これから英語学習を始める初心者や、伸び悩んでいる学習者は、ぜひ参考にしてください!

この記事を書いた人
  • 英語で海外相手にビジネスするJTC開発職サラリーマン
  • 社畜生活で不眠症を経験、自分を変えるべく英語学習を開始
  • 純ジャパ・海外経験なしでも国内で英語を習得、TOEIC950点
  • ドイツに研究留学しPh.D.取得、2024年から海外駐在(予定)
  • 英語でキャリアを切り開く人を増やしたい!
目次

「英会話ができる状態」について考えるってどういうこと?

いきなりですが、「英会話ができる状態」について考えるって一体どういうことでしょうか?

あなたが英会話上達を目指して練習し、実際に上手くなると、あなた自身が「英会話ができる状態」になりますよね。

つまり、「英会話ができる状態」とは、あなたが目指す姿(目標)そのものです。

そして「英会話ができる状態」について考えることは、あなたの目指す姿について考えるということなのです。

ここで重要なのは、実際に英会話ができる人を見て

いいなー、あんな風に喋れるようになりたいなぁ

と羨ましく思う事ではなく、もう少し踏み込んで

あの人の頭の中、どうなってるんだろう?

と考えてみることです。

なぜ「英会話ができる状態」について考えるの?

ではなぜ「英会話ができる状態」について考える必要があるのでしょうか?

それは上達スピードと、挫折防止に大きな関わりがあるからです。

ここで、子供が自転車を補助輪なしで乗る練習をする場面に例えてみましょう。

この場合の目指す姿は「自転車に補助輪なしで乗れる状態」ですね。

実際に街中で、補助輪なしで自転車に乗る人をみて

僕もあんな風に乗れるようになりたい!

と思い、パパと一緒に練習を始めます。

でも実際に補助輪なしで乗る練習をし始めると、あまりにもバランスの取り方が難しくて戸惑いますよね。

車体を傾けて曲がるのも、最初は倒れるのが怖くて本当に勇気がいります。

何度も転んでケガしながら、徐々に長い距離走るチャレンジをしたり、傾けながら曲がる練習をして、ついに乗れるようになった!

というのは多くの人が経験したと思いますし、誰もが途中で挫折しかけたんじゃないかと思います。(僕もそうでした^^;)

僕の場合は、自転車に練習をしている時に親が次のように教えてくれました。

  • 漕ぐスピードが速いとフラフラせずに安定しやすくなるよ!
  • 漕ぐスピードが速いと傾けても遠心力で倒れにくくなるよ!

つまり「漕ぐスピードが重要だよ」という、上達者目線のアドバイスだったのですが、このアドバイスがなければ僕は逆に

スピードはゆっくりでもいいからブレない安定感と
倒れないバランス感をまず練習しないと!

と考えていたと思います。

これも間違いではないでしょうが、最初から漕ぐスピードを意識する場合に比べ、上達は遅いでしょうし、挫折していたかもしれません。

「自転車に乗れる状態」を知る親が、「漕ぐスピードが重要なポイントだ」と教えてくれたから、挫折せず早く上達できたと思うのです。

街中を自転車で走る人達を見て、この重要なポイントに気付くのは、当時6歳の僕には不可能だったでしょう。

この例のように「上達した状態」をよく知っておくと、上達するスピードが全然違いますし、地味な練習で挫折しにくくなります。

これは、あなたの英会話上達に置き換えても同じです。

「英会話ができる人」の頭の中はどんなに状態にあるのか、そのポイントをよく理解しておくと、あなたの上達スピードが上がり、挫折しにくくなります。

「英会話ができる」ってどういう状態?

では、実際に「英会話ができる」というのはどういう状態でしょうか?

実際に英会話ができない状態からできるようになった僕が考える答えはこんな感じです。

「英会話ができる状態」とは「単語」「文法」「発音」の3つの要素を
使ったやりとりを素早く繰り返せる状態である

いかがでしょうか?この人何言ってんの?という感じでしょうか。

順に解説していきますね。

英会話は、主にスピーキング(話す)とリスニング(聞く)から成り立ちます。

たとえば、次のような言葉を相手に伝える時(=スピーキング)

I just saw your son at the park.
(たった今、公園であなたの息子さん見かけたわよ)

これを相手に伝わるようにするのに必要なことは

  • I (自分)、saw(見た)、park(公園)などの言葉(=『単語』)を
  • 英語で意味が通じるような順番で並べ替え(=『文法』)
  • 相手に伝わるように発する(=『発音』)

という3つの要素に分解することができます。

逆に、相手からから次のようなリアクションを聞くとき(=リスニング)、

Really? He is supposed to be studying at the cram school right now!
(えっ本当?彼は今、塾でお勉強中のはずなのに!)

このあと、カオスな状況になりそうな会話ですね^^;

これを相手から言われたとき、理解するのに必要なことは、

  • 相手の発音から(=『発音』)
  • Really (本当に)、he(彼)、studying(勉強している)などの言葉(=『単語』)を聞き取り
  • 英語の語順から意味を理解する(=『文法』)

という3つの要素に分解することができます。

ここで言いたいのは、話すことも聞くことも、結局『単語』『文法』『発音』が最も重要な3つの要素だということです。

そしてこれら3つの要素を使って、自分の言いたいことを素早く言葉にして話し、相手が言っていることを素早く理解する、これを繰り返すことで会話が成り立っています。

まとめると「英会話ができる状態」とは、「3つの要素を使ったやりとりを素早く繰り返せるという状態」ということです。

英会話ができる状態になるための効果的なトレーニング方法

前の章で、英会話ができる状態に必要なポイントは次のように解説しました。

英会話ができる状態になるためのポイント
  • 最も重要な『単語』『文法』『発音』の3つの要素を使って
  • 自分の言いたいことを素早く話す(スピーキング)、相手の言うことを素早く理解する(リスニング)

実際の英会話の学習も、このポイントを意識しながら、プランを組み立てていくのが上達への近道です。

そこで当ブログでは、次の図のように基礎練習・応用練習・実践練習に分けたトレーニングを解説しています。

基礎練習

基礎練習では、もっとも重要な3要素である単語・文法・発音をトレーニングします。

先程の図で見た通り、基礎練習は英会話学習のすべてを支える土台です。

これは、すべての練習が基礎の上に成り立っていることを表しています。

基礎練習は本当に地味ですが、上達する人はこの地味なトレーニングを欠かさずやっています。

基礎練習には終わりがなくずっと継続していくのですが、僕は初心者向けにはまず、中学レベルの基礎をマスターすることを第一目標にするのをおススメします。

次の記事で、基礎練習の内容と方法について詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

応用練習

応用練習では、基礎練習で鍛えた単語・文法・発音を、より実践会話に近い形でスムーズに使いこなす練習を行います。

図で見た通り、応用練習は基礎練習の土台の上に、そして実践練習の下に位置しています。

応用練習は、基礎練習で鍛えた3つの要素を、実践で使える状態にするための準備です。

基礎練習と同じように地味ですが、次の実践練習と組み合わせて取り組むことでより大きな効果が期待できます。

次の記事で、応用練習の内容と方法について詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

実践練習

実践練習では、基礎練習、応用練習の成果を試して経験値を積むトレーニングをします。

図で見た通り、実践練習は基礎練習と応用練習の土台の上に、そして本番の下に位置しており、本番の英会話に向けた練習試合のようなものです。

実戦練習としては、初心者には金銭的・心理的ハードルの低さからオンライン英会話をおススメします。

早い段階で英会話に慣れておき、「英会話に対する恐怖心」をなくしておくことが、上達への近道です。

次の記事で、実践練習の内容と方法について詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。

まとめ:英会話ができる状態を理解して、効率よく挫折せず上達しよう!

今回は、「英会話ができる状態」について詳しく解説しました。

「英会話ができる状態」をしっかり理解することで、上達が早くなることに加え、挫折しにくくなる効果もあります。

これから英語学習を始める初心者や、伸び悩んでいる学習者は、ぜひこの記事を参考に、学習プランをしっかり考えてくださいね。

ちなみにこの記事で解説した学習法の中でも、特に応用練習と実践練習が日本人学習者に不足していると僕は考えています。

次の記事でそれを詳しく解説しているので、効率よく上達を目指したい方はチェックしてみてくださいね!

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