英語の試験は極めなくていい!英語を「使う」練習を取り入れよう

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僕はこのブログで、「英語系会社員2.0」という、英語を武器に理想のキャリアを切り拓く生き方を発信しています。(⇒詳しくはこちらの記事で

英語系会社員2.0を目指すトレーニングでは、まずはTOEIC 730点を目指します。(⇒詳しくはこちらの記事で

TOEIC 730点を取得できたら、そのままもっと高得点を目指す人が多いのですが、それは実は得策ではありません。

TOEIC高得点を目指すのではなく、英語を「使う」練習にシフトすることをおススメします。

この記事では、TOEICスコア730点以上を保有している人向けに、英語を「使う」練習の必要性と、その具体的な方法について解説します。

なお、トレーニングの前には準備体操が必要です。
必ずこちらの記事の準備を終えてから取り組んでくださいね!

目次

TOEIC高得点は目指さなくて良い

TOEIC 730点を取得できたら、そのままもっと高得点を目指す人が多いのですが、それは実は得策ではありません。

それはなぜか?ここで改めて、本ブログで定義している英語系会社員2.0と英語系会社員1.0を比較してみましょう。

英語系会社員2.0英語系会社員1.0
英語を「使える」レベルで習得している
英語を活かした業務や海外出張もこなす
専門性×英語力で独自のキャリアを築いている
TOEICの勉強は頑張っているけど英会話は苦手
英語を使う業務には抵抗がある
キャリアの独自性がない

TOEIC 730点をクリアしたあなたが、更なる高得点を目指してしまうと、英語系会社員1.0に向かってしまいます。

つまり「TOEICは高得点だけど英語は話せない、実務では使えない」というパターンです。

YouTubeや書籍でスコアアップ対策が浸透してきたこともあってか、日本人のTOEIC平均点は年々上昇しており、このような人は既に多く存在しています。

これは「EF EPI (English Proficiency Index) 英語能力指数」による調査結果で、日本人の英語力が、英語を母国語としない世界111の国と地域の中でなんと80位とランク付けされていることと無関係ではないでしょう。

あなたにはその仲間入りをして欲しくないのです。

ですから、TOEIC高得点を目指し続けるのではなく、ある時点から英語を「使う」練習に切り替えた方が良いのです。

もしあなたの会社で取得しなければいけない点数があるなどの特殊な事情がある場合は、頑張ってスコアアップを目指してくださいね!

“知っている状態”から”スムーズに使える状態”を目指そう

TOEICは高得点だが英会話は苦手だ、という英語系会社員1.0に多いのが次のような意見です。

・文章を頭の中で組み立ててから喋るので時間がかかる
・リスニングの処理が追い付かない

英語に限らずどんな言語でも一緒ですが、会話とは「単語を並べて発する」という作業のキャッチボールで、話すことも聞くことも、「単語」と「文法(=並べ方)」と「発音(=発し方)」の3要素で成り立っています。

そして英会話は自分の伝えたいことを音にして発すること(スピーキング)と、相手の伝えたいことを音から理解すること(リスニング)を、スムーズに繰り返す作業ですよね。

基礎の3要素を“知っている状態”から”スムーズに使える状態”にするようなトレーニングが彼らには必要なのです。

英語を「使う」練習に切り替えるタイミングはTOEIC 730点が適切

英語を「使う」トレーニングに切り替えるタイミングとしては、次の3つの理由から、TOEIC 730点が適切と考えています。

英語を「使う」トレーニングに切り替えるタイミングとしてTOEIC 730点が適切な3つの理由
  • 「最低限の基礎を習得している」と言えるレベルだから
  • 英語力をアピールできるレベルだから
  • 英語を「使う」練習でもTOEICの点数は上がる可能性があるから

「最低限の基礎を習得している」と言えるレベルだから

ETS発行のPROFICIENCY SCALEでも、TOEIC 730点で「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」とされています。

この基準と照らし合わせて見ても、730点取得できれば基礎力は十分あると言えるレベルにあります。

英語力をアピールできるレベルだから

バイリンガル向け転職サイト「Daijob.com」登録者の英語力と、企業からのスカウトのデータを基に、英語力が年収・キャリアに与える影響について調査した結果(⇒詳しくはこちら)では、以下のように報告されています。

・企業からスカウトを受けた登録者の76%が、英語レベルが「ビジネス会話以上」(TOEIC 735点以上)
・企業からスカウトを受けた人材は、男女ともすべての年代で英語力の高さに年収が連動している
・男性の50代で、英語レベルが「ビジネス会話以上」と「日常会話以下」(TOEIC 730点以下)では年収280万円の差
・男性の30・40代、女性の50代も年収で100万円以上の差

TOEICスコアが高く、英語レベルがビジネス会話以上になることで、年収アップが見込めることがわかる報告ですが、その基準値がちょうど730~735点になっています。

これくらいの点数があれば、会社内でも転職市場でも英語力をアピールできるレベルだと言えるでしょう。

英語を「使う」練習でもTOEICの点数は上がる可能性があるから

これはケースバイケースですが、人によっては英語を「使う」練習により結果的にTOEICの点数が上がる場合があります。

なぜなら、TOEICで高得点を取ろうとすると、リスニング・リーディングともに英語の処理速度が重要になってきます。

この処理速度は、これから解説する英語を「使う」練習でも伸ばすことができます。

英語の処理速度が追い付かずTOEICの点数が伸び悩んでいる人は、英語を「使う」練習に変えることで点数アップも期待できます。

僕も実際、このトレーニングにシフトしてから100点上がりました!

英語を「使う」具体的なトレーニング法

では英語を「使う」トレーニングとは具体的にどんな方法かというと、僕がおススメするのは大きくわけて次の3つです。

「瞬間英作文とシャドウイングを日々行い、オンライン英会話で実践する」という学習を習慣化するのがおススメです。

英語を「使う」トレーニング法
  1. 瞬間英作文で自分のイメージを瞬時に声に出す(スピーキング力)
  2. シャドウイングで音からイメージに瞬時に変換する(リスニング力)
  3. オンライン英会話で実践し定着させる

瞬間英作文で自分のイメージを瞬時に声に出す

瞬間英作文はスピーキングを想定した練習で、自分の言いたいことを瞬時に英文に変換し、言葉に発するトレーニング方法です。

このトレーニングにより、次の図のようにイメージを直接英語で発することができる状態を目指します。

瞬間英作文はとても負荷が高いトレーニングで、いきなり全部完璧にやろうとすると挫折に繋がってしまいますので、段階を踏んで少しずつステップアップしていくのがポイントです。

次の記事で、瞬間英作文のメリットや練習のコツについて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。

シャドウイングで音からイメージに瞬時に変換する

シャドウイングは主にリスニング力を伸ばすトレーニングで、聞いた英文を、少しタイミングをずらして同じように言葉に発するトレーニング方法です。

このトレーニングにより、次の図のように英語の音から直接、意味を理解できる状態を目指します。

瞬間英作文と同様に、シャドウイングもとても負荷が高いトレーニングで、段階を踏んで少しずつステップアップしていくのがポイントです。

次の記事で、シャドウイングのメリットや練習のコツについて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。

オンライン英会話で実践し定着させる

ここまで解説した瞬間英作文やシャドウイングは、基本的には個人で(一人で)行うタイプのトレーニングです。

一方で実際の英会話では必ず相手がいますので、本番と同じような会話形式で、日々の練習の成果を本番で発揮できるよう、経験値を上げていきましょう。

またトレーニングで学んだ内容(インプット)を、会話で意図的に使う(アウトプット)ことで、その内容が頭に定着しやすくなるという効果もあります。

このような練習の場としては、コスパや利便性に優れるオンライン英会話がおススメです。

次の記事で、おススメのオンライン英会話スクールについて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。

まとめ

この記事では、TOEICスコア730点以上を保有している人向けに、英語を「使う」練習の必要性と、その具体的な方法について解説しました。

TOEIC 730点を取得できたら、そのままもっと高得点を目指すのではなく、英語を「使う」練習にシフトしましょう。

なお、英語系会社員2.0を目指すには、「英語を使える」レベルを目指すと同時に、「あなたの専門性を高めること」、そして「自分から周りに発信していくこと」も大事です。

次の記事で、キャリアを自ら掴みに行く行動や考え方について解説しているので、英語学習と合わせて必ず実行してくださいね。

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