英語ができないのに海外赴任が決まった!そんな時どうする?

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海外駐在員は英語力のある人が選ばれることが多いですが、中には英語ができないのに海外駐在員に選ばれた!という人もいます。

ただでさえ不測の事態が起こりがちな海外、そこに英語が話せないまま住むことを想像すると、あなたの身の回りに起こることに対応できるのか不安になりますよね。

そこでこの記事では、海外駐在生活で英語ができないとどのような場面で困るか、また実際に赴任するまでの間にどのような準備をすれば良いかについて解説します。

ドイツ駐在生活を始めて4カ月の僕が実際に経験した目線で書いた記事なので、英語ができないのに海外赴任が決まった人や決まりそうな予兆を感じる人、海外赴任に興味がある人はぜひ参考にしてくださいね!

このブログの管理人はこんな人
  • 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
  • もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
  • 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
  • ドイツに研究留学して博士号取得、2024年から海外駐在へ
  • 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
目次

海外赴任が決まったのに英語ができない…駐在生活で困ることは?

海外駐在員として海外に行くとなると、当然のことながら日本語はほとんど通じない環境で生活することになります。

でも海外と言ってもアメリカやイギリスのような英語圏だけはなく、例えば中国、タイといったような非英語圏へ赴任するケースもありますよね。

非英語圏に行く場合は現地の言語でやりとりできるのがベストですが、できない場合にはやはり、やはり世界共通語とも言われる英語でのやりとりになります。

こういった状況から結局、海外駐在員として生活する上では英語でのコミュニケーションが中心になるのが実態です。

僕自身も非英語圏であるドイツで駐在をしていますが、ドイツ語はちょっとだけしか話せないので、やはり英語でのやりとりがメインです。

この記事を書いている時点でドイツで駐在生活を始めて4カ月ですが、この期間を振り返って「やっぱり英語必須だなぁ」と思った場面を、①生活立ち上げ・②仕事・③日常生活の3つの場面に分けて挙げてみました。

やっぱり英語が必要だなと感じた場面①生活立ち上げ

赴任先への移動

赴任先の国で入国管理を通ったり、その後にタクシーに乗ったり、ホテルにチェックインしたりと、英語でコミュニケーションを取らないと先に進めない場面が必ず発生します。

各種手続き

住居契約の手続きや銀行口座の開設、ビザの申請など、英語で自分の要望や状況を伝えることが必要になります。

生活基盤の確立

家具の購入や生活必需品の調達、電気や水道やWiFi等のインフラ開通など、生活の基盤を確立するのにも英語が不可欠です。

やっぱり英語が必要だなと感じた場面②仕事

日常業務

上司や顧客との会話やミーティング、メールのやり取り、プレゼンテーションなど、勤務時間中は様々な場面で英語が必要になります。

同僚とのコミュニケーション

同僚とは、仕事のパートナーとして業務報告や相談・雑談、ときにはプライベートに関する話など非常に多岐に渡って話すことになるので、幅広いジャンルに対応できる英語力があることが理想です。

やっぱり英語が必要だなと感じた場面③日常生活

プライベートでの付き合い

海外では同僚とのホームパーティやBBQなど、仕事から離れた場でのイベントでの交流も重視されます。親睦を深めるためにも英語でのコミュニケーションが重要です。

病気やケガ、トラブルなど

海外ではトラブルはつきもので、急な病気やケガでは病院や医師とのやりとりが必要になりますし、車や家具家電の故障、または鞄や財布などの貴重品の紛失など、英語がないと状況の説明すらできません。

英語の勉強に取り掛かる前に!まずはコミュニケーションを意識しよう

このように海外赴任生活では英語ができないと困る場面が多いので、英語を勉強しておいた方が良いのは間違いありません

ただし海外赴任の本人への通知は通常は3カ月前~半年前であることが多く、赴任前に英語を習得しようと思っても、残念ながらこの短い期間での英語習得は難しいですです。

そこで僕としては、いきなりがむしゃらに英語学習を始めるのではなく、まずコミュニケーション力を意識することをおススメします。

それはなぜかというと、主に次の2つの理由です。

英語学習の前にまずコミュニケーション力を意識することをおススメする2つの理由
  1. 英語はあくまでコミュニケーション手段の1つだから
  2. 英語ができなくても代わりになるツールが溢れているから

英語はあくまでコミュニケーション手段の1つだから

英語を使って何をするかというと、会話する相手とコミュニケーションを取ること(言い換えれば意思疎通すること)です。

つまり英語はコミュニケーションを取るための手段なのですが、一方で英語だけがコミュニケーションの唯一の手段というわけではありません

例えば、親指を立てて「Yes」や「Good」をボディランゲージで伝えることもできますし、驚きや喜びを顔の表情で表現したりすることもできますよね。

このように、あなたの意志を伝えたり相手の意志を知るためのコミュニケーション手段はいろいろあるのです。

英語はその中でも重要で効果的なコミュニケーション手段であることは間違いありませんが、あくまでコミュニケーション手段の1つだと捉えましょう。

あなたがもし英語が苦手でも、ボディランゲージなど他の方法も組み合わせてコミュニケーションを取れれば良いという心構えを持っておくことをおススメします。

このような心構えの大切さは、実は出川イングリッシュから学ぶことができます

次の記事で、出川イングリッシュから学ぶコミュニケーションの極意について解説しているので、興味のある人はぜひチェックしてくださいね。

英語ができなくても代わりになるツールが溢れているから

様々なテクノロジーが発達した今、英語ができなくてもコミュニケーションを取れるツールはあなたの周りに溢れています。

例えば、海外赴任生活で直面する場面と使えるツールの組み合わせとして、次のようなものがあります。

・タクシーでのやりとり⇒Google翻訳で音声認識機能を使う
・レストランでメニューを見ながら注文⇒Google翻訳で画像認識機能を使う
・英語のビジネスメール⇒DeepL翻訳を使う、ChatGPTで文章を翻訳・作成する
・オンラインミーティング⇒文字起こし機能や即時翻訳機能を使う

英語ができないからと言って、恥ずかしがって何も喋らない、または喋るのを諦めてしまうのは最も避けたいです。

英語が話せなくても、なんとか自分の想いを伝えたい、相手を理解したいという気持ちを持って、ここで紹介したようなツールを使いながらコミュニケーションを取っていきましょう。

これは逆のパターンの例にはなりますが、僕もドイツで英語をあまり話せない人とのやりとりが発生する場面がありますが、彼らともGoogle翻訳を使いながら会話しています。

最初はツールに頼りながらでもよいので、喋るのを諦めずにコミュニケーションを取りながら

なるほど、こういう場面ではこうやって表現するんだな!

ツールから学んで、語彙力と経験値を増やしていけばよいでしょう。

最低限の英語力を身につけるために効率よく学習しよう

まずはコミュニケーションが大事だとお伝えしましたが、当然ながら英語はできないよりできた方が断然コミュニケーションの質が上がるのは言うまでもありません。

とはいえ、駐在が通知されてから実際に赴任するまでの3カ月~半年の間で英語学習を頑張ろうと思っても、英語学習に十分な時間を割くのは難しいのが実態です。

なぜならこの期間には英語学習以外に、引越やビザ等の各種手続きや業務の引き継ぎなど、いろいろやることが大量に発生するからです。

一説によると、日本人にとって英語の習得には2,200時間かかると言われているので、この短期間かつ赴任準備に追われている中で、これだけの時間を英語学習にかけて習得を目指すのは非現実的です。

では赴任前にどのように英語学習をすればよいか、僕としては最低限の英語力を身につけることを目指して、時間効率の良い方法で学習するのがベストだと思います。

目指すは中学英語で習う範囲を使いこなせるレベル

ここで言う最低限の英語力とは、もう少し具体的に言うと「中学で習う範囲の英語を使いこなせるレベル」のことを指しています。

中学英語で習う範囲の基礎をしっかり復習して、自分で使いこなせるようになるだけで、海外でも十分生活できるレベルになります。

特に大変なのは英文法ですが、中学で習う範囲の英文法をしっかりマスターするだけで、日常会話のほとんどをカバーすることが可能です。

また英単語については、日常会話や仕事など使う単語が多岐に渡るので、中学で習う範囲ではカバーしきれないかもしれませんが、それでもホテルやレストランなど頻出の場面で使う単語は学べる構成になっています。

赴任前に最低限の英語力として中学英語をマスターしておき、赴任生活が始まったら生活の中で使う単語を継続的に学習して語彙力を増やしていきましょう。

スキマ時間でも英語学習できる環境を作っておこう

海外赴任が決まってから実際に赴任するまでの期間、まとまった時間が取りにくくなる中で効率よく英語学習をするにはどうしたら良いでしょうか?

僕としては、通勤中や休憩中のようなスキマ時間も活用できる英語学習方法を持っておくことをおススメします。

僕のおススメ教材はスタディサプリ×ネイティブキャンプのセットプランで、すべてがスマホアプリで完結するオールインワン設計になっていて、スキマ時間もうまく利用して実践的な英語学習を進めることが可能です。

教科書で学んでいると眠くなってしまう英文法も、スタサプならではの分かりやすい解説動画で飽きずに学習を続けられるよう工夫されています。

次の記事でスタディサプリ×ネイティブキャンプのセットプランについて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。

まとめ

この記事では、英語ができないまま海外駐在生活が始まるとどのような場面で困るか、また実際に赴任するまでの間にどのような準備をすれば良いかについて解説しました。

行先が英語圏でも非英語圏でも、生活立ち上げや仕事、日常生活など様々な場面で、英語でのコミュニケーションができないと困る場面が多いのが実態です。

とはいえ短期間での英語習得は困難なので、日本にいる間にまずコミュニケーション力を意識すること、そして最低限の英語力を身につけておくことをおススメします。

なお、この記事で紹介したのは「赴任まで時間がない人向け」の準備方法です。

次の記事では、「まだ赴任は具体的には決まっていないけどいつか行きたい」という人向けにおススメの英語学習の進め方について解説しているので、興味のある人はぜひチェックしてくださいね。

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