3つのキャリアを掛け算して100万分の1の人材になる方法とは?

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今回は、『3つのキャリアを掛け算して100万分の1の人材になる』という、とてもユニークな考え方をご紹介します。

変化の激しいこれからの時代、将来のキャリアを考える上で非常に重要な、勉強になる考え方です。

僕もこの考え方はとても参考にしていて、「英語習得」とも相性が良いと思っています。

では、この『3つのキャリアを掛け算して100万分の1の人材になる』という考え方とは、一体どういうものでしょうか?また、英語とどのように関係があるのでしょうか?

自分の今後のキャリアについて悩んでいる方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

このブログの管理人はこんな人
  • 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
  • もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
  • 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
  • ドイツに研究留学して博士号取得、2024年から海外駐在へ
  • 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
目次

『3つのキャリアを掛け算して100万分の1の人材になる』とはどういうこと?

『3つのキャリアを掛け算して100万分の1の人材になる』という考え方のエッセンスは、次の図に集約されています。

とても大事なので、ぜひ脳裏に焼き付けてください!

出典:GLOBIS知見録 3つのキャリアを掛け算して100万分の1の人材になる–藤原和博氏が語る人生100年時代の働き方

3つのキャリアを積み、それらを掛け算して大三角形を作る。その大三角形の面積の大きさがあなたの希少性を表します。

3つそれぞれのキャリアで100人に1人の存在になり、その掛け算(100分の1×100分の1×100分の1)で100万人に1人の希少性をゲットできる、というお話です。

「100万人に1人」がどのくらい希少かというと、オリンピックのメダリストが約100万人に1人くらいです。

そんなオリンピックメダリスト級の希少性があれば、昇進や転職で年収アップに繋がったり、何か新しいことを始めるときにあなたのオリジナリティが出せたりします。

「オリンピックメダリストになる」のはなかなか難しそうでも、
「100人に1人の能力を3つ作る」なら手が届きそうな気がしませんか?

キャリアの大三角形の作り方

では具体的に、どのようにキャリアの大三角形を作っていけば良いのでしょうか?

軸足となるキャリアを1つ1つ作っていくのですが、軸足を作るのに、1つの仕事に打ち込んで1万時間(だいたい5~1年)を費やします

これは何か特別なことを1万時間するという訳ではなく、日々の仕事に打ち込んでいれば達成します。

たとえば1日6時間集中してその仕事をすると、365日で2000時間なので、5年で1万時間に到達します。

1万時間をかければ、人間の脳は繰り返し効果によって
絶対マスターするようになっているそうですよ!

あなたが本当に一生懸命仕事に打ち込んで1万時間やれば、例えば100人のいろいろな人がいた中で唯一の人間、つまり100分の1の存在になれます。

キャリアの大三角形の作り方3ステップ
STEP
最初のキャリアで1歩目を固め、100分の1の人材になる

最初の軸は、会社であれば経理でも営業でも良いですし、美容師やタクシー運転手でもなんでも構いません。

20代のうちに左の軸足を作って100分の1の人材になり、三角形の起点を作っておきます。

STEP
次の2歩目の軸足を固め、1万分の1の人材になる

次の軸足は1歩目に関連したものでもよく、例えば1歩目が営業なら、次は経理や企画など近くてOK。

ここでも1万時間をかけて、1歩目と2歩目をつないで大三角形の底辺を作ります。

これで、「100分の1×100分の1=1万分の1」の希少性を得られます。

STEP
できるだけ遠くに3歩目を踏み出し、100万分の1の人材になる

次の3歩目は、1歩目2歩目からできるだけ離れたところに踏み出し、ここでも1万時間をかけます。

そして三角形の頂点を作って、1歩目と2歩目の軸足とつないで「大三角形」ができます。

これで、「100分の1×100分の1×100分の1=100万分の1」の希少性を持った人になれます。

3つのキャリアの掛け算の例

この考え方を提唱している藤原和博さんという方は、元リクルートで民間初の校長先生を務めた異色の経歴の持ち主で、とてもユーモアのある面白い人です。

藤原和博さん自身の3つのキャリアは、次のように紹介されています。

藤原和博さんの3つのキャリア
CAREER
営業とプレゼンで1歩目を固める

リクルートに入った藤原さんは営業に配属され、そこで営業とプレゼンを1万時間一生懸命やり、他の営業で売ることのできる技術を身に付ける。

CAREER
リクルート流マネジメントで2歩目を固める

27歳~37歳までのリクルートでのマネージャーを経験して、その後37歳からロンドンとパリに移住して成熟社会を学び、1万人に1人の希少性を獲得する。

CAREER
初の民間校長として3歩目を固める

40歳~47歳までは試行錯誤しながら3歩目を見極め、47歳で東京都の義務教育で初の民間校長として3歩目のチャンスをつかむ。
5年間かけて1万時間を費やして100分の1の校長になり、100万人に1人の希少性を獲得する。

他にも、例えば「1歩目:ツアーコンダクター」×「2歩目:犬の訓練士」×「3歩目:介護」ですごく特別な養護老人ホームの施設長になれるかも、など、とても面白い例が挙げられています。

こちらのページでいろんな例を解説されているので、興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。

2歩目に英語をおススメする理由

僕もこの考え方にとても感銘を受けて、自分でも将来、大三角形を作っていくことを意識しながら日々過ごしています。

僕がおススメしたいのは、1歩目であなたの専門性を高め、そして2歩目に英語を習得することです。

なぜなら、専門性×英語であなたの可能性が大きく広がるからです。

1歩目は藤原和博さんが仰るように、どんな職種でも良いので、5~10年かけて固めるのが良いと思います。

例えば日本で料理人になり(1歩目)、英語を学ぶと(2歩目)、海外で日本食料理店を開くといった道が見えてきますよね。

僕の場合も、日系企業で技術職として専門性を固め(1歩目)、社畜から抜け出そうと英語を学んだからこそ(2歩目)、海外担当業務や海外駐在などに繋がったと思っています。

このように、あなたの専門性×英語で大きく可能性が広がるので、2歩目には英語がおススメです。

僕の3歩目は・・・考え中です!

まとめ:2歩目に英語を選んで大きく飛躍しよう

今回は、藤原和博さんの『3つのキャリアを掛け算して100万分の1の人材になる』という考え方について解説しました。

1歩目としてあなたの専門性を、そして2歩目として英語を習得すれば、大きな飛躍が期待できるのでおススメです。

これからあなたがどのような道に進むとしても、海外には無限の可能性があります。

あなたの2歩目として英語を学んで、将来の自己への投資を始めませんか?

なお次の記事で、僕自身の「英語を話せるようになって変わったこと」についてまとめているので、英語を習得した先の体験談を知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

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