「即時翻訳できるツールがあるのに、英語を学習する必要ってあるの?」
「今後、英語力って要らなくなるのでは?」
技術の進化が早くて、もはや人間がやることがなくなってしまうのでは、と思ってしまいますよね。
英語に関する技術ももちろん進んでいて、もう今更勉強する必要ないんじゃないか、と考える人も多いです。
でも僕としては今後、「英語を使ったコミュニケーション力の価値が高まる」と考えています。
この記事では、英語に関連するテクノロジーの進化を紹介しつつ、英語コミュニケーション力の価値が高まる予想について解説します。
これから英語を学ぼうとする人、英語を学習するべきか迷っている人は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
- 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
- もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
- 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
- 現在はドイツ駐在中
- 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
AIによる英語関連技術の進化ってどんなのがある?
テクノロジーの進化の中で、英語に関連するものをいくつかピックアップしてみましょう。
- Google翻訳
- DeepL翻訳
- ポケトーク
- Web会議ツール(Microsoft TeamsやZOOMなど)
Google翻訳
これはもう皆さんよくご存じの通りかと思いますが、Google翻訳はGoogleが無料で提供する翻訳サービスです。
英語だけでなく中国語やドイツ語、フランス語などほとんどの言語に対応しており、変換したい文章を入力すると瞬時に翻訳してくれます。
一昔前は翻訳精度がイマイチでしたが、2016年後半あたりに「ニューラル機械翻訳」という手法が採用され、翻訳の精度が飛躍的に向上しています。
入力方法としては文字入力、音声入力に加え、カメラの映像に写った文字を自動認識して入力することもできます。
このカメラ映像のリアルタイム翻訳、海外のレストランで
メニューを全部翻訳したい時などにとても便利です!
一方の出力は、文字出力に加えて音声出力も可能です。
翻訳結果の発音もチェックすることができるので、英語学習に使うことも可能ですよ。
更に「会話モード」を使えば、言葉の通じない外国人とのやり取りでも、その場で翻訳しながら意思疎通ができます。
リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの
すべてに使える万能選手ということですね!
DeepL翻訳
DeepL翻訳は2017年にドイツの会社が開発したニューラル機械翻訳サービスです。
使い方はGoogle翻訳ととても似ており、テキスト入力するとその翻訳結果が瞬時に出力されます。
じゃあGoogle翻訳と何が違うの?となりますが、翻訳精度に違いがあると言われています。
翻訳元の文脈や翻訳対象の種類によるため、一概にどちらが精度が高いとは言えませんが、一般的にDeepL翻訳の方がGoogle翻訳よりも翻訳精度が高いとされています。
僕も仕事上の翻訳はDeepL翻訳を多用しています!
ポケトーク
ポケトークは、互いに相手の言葉を話せない人同士の会話を可能にする通訳デバイスです。
対応言語数はGoogle翻訳より少ないものの、言語ごとに最適な翻訳エンジンを搭載しており、精度が高いのが特徴です。
高性能マイクとスピーカーにより人混みでも的確に音声を拾ってくれて快適に応対できますし、カメラも内蔵なので撮影した画像中の文字を認識して翻訳も可能です。
また、複数のポケトークをつないでコミュニケーションを取れる「グループ翻訳」機能を使うと、自国語で話すだけで、相手が設定した言語でそれぞれ一斉にメッセージを送れます。
海外旅行に持っていくには便利なデバイスですね!
オンライン会議ツール
今や当たり前になりつつあるオンライン会議、そのツールであるMicrosoft TeamsやZOOMには海外との会議で活用できる便利な機能があります。
まずは「ライブキャプション」機能、これを利用すると会議の音声を自動的に字幕として表示させることができ、海外との会議では英語音声を字幕で表示できます。
英語何言ってるか全然分からない…という時の救世主ですが
結構なスピードで流れる英語字幕を読むスキルも必要です^^;
更には、有料ですがリアルタイム翻訳も可能になり、英語の音声を日本語字幕で表示することも可能ですよ。
今後必要になる英語力とは?
こんなにも即時翻訳の技術が進化してきている現代、今後もこの翻訳の精度はより一層高まっていくと予想できます。
じゃあもう、人間がわざわざ時間と労力をかけて英語を習得する必要はないんじゃないの?と思ってしまいますよね。
僕の予想では、英語力の中でも必要じゃなくなる英語力と必要になる英語力に大きく分かれると考えています。
必要じゃなくなる英語力
今後必要性がなくなる英語力としては、「ただ翻訳する力」が最有力です。
なぜなら、上で説明してきた通り英語⇔日本語の単純変換は既に使えるツールが普及しており、それらツールを使えば十分だからです。
今後更にその精度は上がっていく一方ですので、わざわざ「ただ翻訳ができる人」に翻訳を依頼する必要がなくなります。
ただの翻訳ではなく、話者の意図やニュアンスをくみ取って
言葉を選ぶような、機械にできない翻訳ができる力は別です!
必要になる英語力
一方で僕は、英語コミュニケーション力の価値がより上がると考えています。
「コミュニケーション」とはただ単に英語などの語学力だけではありません、言葉としての英語は”あくまでコミュニケーション手段の1つ”です。
コミュニケーションを深めるのに、英語力を高めるのが有効なのは当然ですが、他にも相手の文化を理解して自分の文化との違いを理解する「異文化理解力」も重要です。
今後は相対的に、この異文化理解力の重要度が上がると考えています。
なぜなら、英語力そのものは翻訳である程度カバーできますが、異文化理解力は翻訳ではなかなかカバーできないからです。
例えばビジネスのミーティングにおいては、そのスタイルやルールが国ごとに大きく異なり、それぞれの文化を理解しておくことがミーティングの成功には重要です。
次の記事で、世界のミーティングスタイルの違いについて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
今回は、英語に関連するテクノロジーの進化を紹介し、これからの時代を生きていく上で英語を学ぶ必要性について解説しました。
今後は、ただ翻訳できる英語力の価値は下がり、英語コミュニケーション力の価値が高まると考えています。
あなたが英語学習をする際は、このような社会のトレンドを意識しながら、今後どのような英語力が必要になるかを意識しながら学習していきましょう。
なお僕は会社員として生活しながら英語を習得した結果、英語が自分の「武器」になって独自の会社員キャリアを切り拓くことができました。
このような生き方を「英語系会社員2.0」と勝手に命名して、このブログでその方法やメリットなどを発信しています。
次の記事で、英語系会社員2.0についてより詳しく解説しているので、他の人とは一味違う武器を身に付けたい人や、独自のキャリアを歩みたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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