不安定な時代を生き延びる!英語を武器に「独自の存在」を目指す戦略

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「このまま会社に残ってて大丈夫かな?年収上がらないし・・・」
「転職するにしても、アピールできるポイントが欲しい・・・」

日系企業のトップに君臨するTOYOTAの社長が「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言するなど先行き不安定な中で、このような悩みを抱えている会社員は多いと思います。

会社がどんな状況になっても自力でも生き延びられる力をつけておくため、ビジネスパーソンとして意識したいのは「独自の存在になること」です。

独自の存在と言われると、飛び抜けた知識と経験を持つ人を想像して「自分には無理だ…」と思ってしまいそうですが、実はそうではありません。

希少性を手に入れて、社会にも会社にも認めてもらい、独自の存在になれる近道があります。

その秘訣は「あなたの専門性」と「英語コミュニケーション力」を掛け算することです。

この記事では、ビジネスパーソンとして独自の存在になるための戦略について解説します。

自力で生き延びていける力を手に入れたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

このブログの管理人はこんな人
  • 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
  • もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
  • 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
  • 現在はドイツ駐在中
  • 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
目次

独自の存在になる基本戦略:希少性の掛け算

目まぐるしく変化する予測困難な今の状況は、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字をとってVUCAの時代と言われます。

こんな先行き不安定な今のご時世、ビジネスパーソンとして意識したいのは「独自の存在になること」です

ここでいう独自の存在になるには、次の2つの要件を満たした状態を言います。

・必要とされる希少性の高い能力があること
・その能力が会社や社会から認められていること

ここで希少性とは、会社や社会が一目置くような希少性であることが重要です。

希少性を狙って「特殊な能力」を身に付けても、それが会社にとって必要とされていなければ、ただの「マニアックな人」に終わってしまいます。

そうは言っても、会社や社会に必要とされる能力を極めようとしても、特にキャリアが長い人にはかないませんよね。

そこでお勧めしたいのが、「複数の希少性を掛け算する」という考え方です。

「複数の希少性を掛け算する」とは

1つの分野を突き詰めて、人より抜きんでた能力を身に付けるには時間がかかりますので、キャリアが長い人にはすぐにはかないません。

また、社会の変化や技術の進化でその能力が不要になってしまうと、そもそも価値がなくなってしまうリスクもあります。

1つの能力を極めるよりももっと簡単に、かつ低リスクで希少性の高い能力を身に付ける方法、それが「複数の希少性を掛け算する」という考え方です。

出典:GLOBIS知見録 3つのキャリアを掛け算して100万分の1の人材になる–藤原和博氏が語る人生100年時代の働き方

この希少性を獲得する方法は藤原和博さんの「100万分の1の人材になる」という考え方をベースにしたものです。

3つそれぞれのキャリアで100人に1人の存在になり、その掛け算(100分の1×100分の1×100分の1)で100万人に1人の希少性をゲットできる、というお話です。

次の記事で、このキャリアの掛け算で100万分の1の人材になるという考え方に、英語を組み合わせて紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね。

会社員へのおススメは専門性×英語コミュニケーション力の掛け算

この考え方を応用して、僕が会社員へおススメするのは「あなたの専門性」と「英語コミュニケーション力」の掛け算です。

どういうことかというと、具体的には次の通りです。

専門性と英語コミュニケーション力の掛け算をするステップ
STEP
あなたの今の業務で100人に1人の希少性をゲットする

1つの仕事に打ち込んで1万時間(だいたい5~10年)を費やすと、100人に1人の領域に到達できます。1日6時間集中してその仕事をすると、365日で2000時間なので、5年で1万時間に到達します。

STEP
更に英語コミュニケーション力で100人に1人の希少性をゲットする

TOEICのような試験英語で高得点を取れる力ではなく、英語でコミュニケーションを取れる力です。

STEP
「あなたの専門業務を英語でできる」という1万分の1の希少性をゲットする

100分の1の専門性×100分の1の英語コミュニケーション力で1万分の1の希少性をゲットできます。

同じ道でどれだけキャリアを長く積んで専門性を高めても、1万人に1人の希少性を獲得するのはなかなか難しいですし、VUCAの時代においてはリスクでもあります。

一方で100人に1人の希少性は、真面目に業務に取り組めば、実はそれほど難しくはありません。

ここで言う100人は、必ずしもあなたの部署(あるいは周り)の100人ではなくいろんな業種も含めた100人で、その中で1番と言えれば良いのです。

このような100人に1人の希少性を複数持って、1万人に1人の希少性を得られた方が、はるかに効率的で合理的ですよね。

現業も英語も、会社から必要とされている

あなたの今の業務は、間違いなく会社から必要とされています(だからこそ、仕事としてやっているんですよね)。

それに加えて英語力も、グローバル化が進んだ中、ほとんどの会社で必要とされています。

もしあなたの会社で今は英語を使う業務がないとしても、英語を使って海外にビジネスを広げていこう、という提案に繋がる可能性もありますよね。

つまり「業務の専門性」も「英語コミュニケーション力」も、どちらも会社や社会から必要とされている能力なのです。

特に、英語でコミュニケーションをとれる力を習得している日本人は極めてまれです。

それらの掛け算で得られる能力も、当然ながらとても重宝されて、希少性が高いのです。

希少性をアピールすることは双方にメリット

ここまで、ビジネスパーソンとして価値ある希少性を身に付ける戦略について解説しました。

でもせっかくの希少性を持っていても、それを周囲に認めてもらわないと、誰もあなたの希少性に気付いてくれません。

あなたの希少性を知ってもらい認めてもらうには、あなた自身からアピールしていくしかありません。

そして意外にも、アピールされる側である上司からみて、実は部下からアピールしてもらうことはとても助かるのです。

それはなぜか、理由は次の2つです。

部下からアピールしてもらうことが大事な2つの理由
  1. 管理職には部下の人材育成計画を考える義務があるから
  2. 海外関連業務を振りやすくなるから

管理職には社員の人材育成計画を考える義務があるから

部下からアピール・発信してもらうことが大事な理由の1つ目は、「管理職には社員の人材育成計画を考える義務があるから」です。

僕自身も管理職になってから知ったのですが、部下となる社員の人材育成計画を考えることも管理職業務の1つです。

これは僕の勤務先だけでなく、多くの会社で同じはずです。

本人の意思や適性を加味しながら、話し合いをもとに目標を決めて、部下の成長を促すことが管理職には求められています。

その中で、部下の方から英語を頑張るというアピールがあれば、上司としては非常に助かるのです。

なぜなら英語力は、会社にとって必要なので間違いなく評価対象にできるからです。

上司自身が英語ができないことも多く、その場合は部下に対して習得を促すのも難しいので、尚更助かります^^;

業務配分を考えやすくなるから

部下からアピール・発信してもらうことが大事な理由の2つ目は、「業務配分を考えやすくなるから」です。

上司は普段の仕事中、どの部下にどの仕事を割り振るか、業務配分を考えています。

あなた側から強みや頑張っていることについてのアピールがあれば、上司としてはあなたの強みや頑張りが生きるよう、業務配分を考えるようになります。

特に英語を扱う海外関連業務は、日系企業の社員からは「めんどくさい」と避けられる傾向があり、上司としては配分に悩みます。

もしあなたが英語を頑張っていると上司が知っていれば、将来に向けた経験として海外関連業務を優先的にあなたに回してくれるでしょう。

英語を扱う業務を引き受けることで、あなたには次のようなメリットが期待できます。

・業務で使われるリアルな英語を学ぶことができる
・上司への英語力アピールや信頼関係の構築も同時にできる

・(場合によっては)「誰でもできる仕事」を手放して、自分にしかできない仕事に集中できる

僕も英語関連の仕事を引き受ける代わりに誰でもできる仕事を手放し、社畜を抜け出せました!

まとめ

この記事では、ビジネスパーソンとして独自の存在になるための戦略について解説しました。

変化の速いVUCAの時代、自力で生き延びる力を身に付ける近道は「あなたの専門性」と「英語コミュニケーション力」を掛け算することです。

そしてそのようにして身に付けた希少性は、周囲にアピールすることで効果を発揮します。

これらを理解して日々行動すれば、ビジネスパーソンとして独自の存在になることができて、この先どんな変化があっても対応できる力が身に付きます。

なお、英語コミュニケーション力を身に付けるのは簡単ではありませんが、実は会社員だからこその効率の良いステップアップルート(学習ステップ)があります。

次の記事で、会社員が英語を効率よく習得する方法について解説しているので、少しでも早く英語を武器にしたい人はぜひ参考にしてくださいね。

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