英語を話せるようになりたい!と思い立って、とりあえず参考書を買ったり、いきなりオンライン英会話に入会したりしていませんか?
行動に移す実行力は素晴らしいのですが、英語習得という非常に長い道のりをむやみに歩み始める前に、必ずあなたにやって欲しいことがあります。
それは、あなたが目指そうとしている「話せる状態」を具体的にイメージしてみること、つまり目標を具体的に決めることです。
なぜかというと、目標を具体的に決めることで上達が早くなる、更には挫折しにくくなるといった効果が期待できるからです。
この記事では、英語学習の目標の決め方やそのポイントについて詳しく解説します。
これから英語学習を始める人や、挫折することなく英語を上達させたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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- もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
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英語学習の目標設定をしている人としていない人の差
わざわざ目標設定しなくてもそんなに大きく変わらないんじゃない?どうせやることは変わらないんだし・・・
と感じる人もいると思います、実際僕もそう思っていたのでよーく分かります。
では英語学習の目標設定をしている人としていない人とで、実際のところどのような違いがあるのでしょうか?
僕の周りで英語を習得した人に、目指していた目標を聞いたところ、
・同じ部署の〇〇さんくらい話せるようになって、海外とのWeb会議で発言できるようになりたい
・YouTuberの□□くらい話せるようになって、外国人の友達を作ってバーに飲みに行きたい
・友達の△△さんくらい話せるようになって、1人でいろんな国に旅行に行きたい
といったように、英語を習得した人は身近なところでとても具体的な目標を持っていたことが分かりました。
一方で同じ質問を、英語を挫折した人にも聞いてみたところ、ほぼ全員が具体的な目標を持っていませんでした。
具体的な目標を持っていないと、何を学習すれば良いのか分からないですし、モチベーションが続かず挫折しやすいのです。
こうなってしまわないよう、「これくらい喋れるようになりたいな」というイメージを、できるだけ具体的に固めましょう。
目標設定が重要だと学んだ僕の事例
先ほど少し触れたように、僕も元々は「目標設定してもしなくてもそんなに変わらない」派の意見を持っていたので、目標設定をしっかりせずに英語学習をしていました。
具体的な目標設定がなかった頃の僕は、
上司に言われたから英語の勉強しておくか・・・
と、今思うと非常にフワッとした動機で英語学習を続けようとしており、結果的に過去2回、英語学習を続けることができず挫折を経験しています。
しかし3度目の挑戦での僕は、以下のような点で一味違いました。
・留学に行くことが決まっており、準備の時間も限られていた
・「留学先で英語で友人と談笑している自分」を目指したいと強く思っていた
・留学での経験値最大化のために、「日本にいるうちに英会話を習得したい」という硬い意志があった
このおかげで、3度目の正直で今度は挫折することなく英会話を習得でき、自信をもって留学に飛び立つことができました。
目標を持つことが、英語習得にとても重要だと学んだのです。
目標を具体的に決めるメリット
英語学習で目標を具体的に決めることで、大きく次のような3つの効果が期待できます。
・余計な労力を最小限に抑えれられる(目指すポイントがクリアになるので)
・必要なトレーニングが明確になる(現状との差がクリアになるので)
・継続するモチベーションになる(挫折しそうになった時の心の拠り所になるので)
目標設定はカーナビでいえば目的地設定
目標設定は、カーナビでいう「目的地設定」と捉えると理解しやすいです。
せっかくナビや地図があっても目的地が分からなければ、現在地からどれくらい距離があるか分かりませんし、推奨ルートも所要時間も分かりませんよね。
適切な目標設定ができる、つまりカーナビで正確な目的地を設定できるからこそ、次のようなメリットがあります。
・余計な労力を最小限に抑えれられる = 最短ルートでゴールに辿り着ける
・必要なトレーニングが明確になる = どの道を進んでいけば良いかはっきりする
・継続するモチベーションになる=どれだけ進んだか、あとどれくらい時間がかかるか分かるので迷わない
このように目的地を設定することで効率よく、ゴールを見失うことなく最後まであなたを導いてくれるのです。
具体的な目標設定のポイント
では、実際に英会話上達の目標を設定するにはどうしたらいいのでしょうか?
これから英語学習を始める初心者におススメする目標設定のポイントは以下の3つです。
- 長期スパンで考える
- 「英語ができるカッコいい自分」を想像する
- 日常英会話よりビジネス英会話から始める
長期スパンで考える
英語初心者の目標設定のポイントの1つ目は、「長期スパンで考える」です。
特に日本人にとって英語は「言語間距離」がとても長く、残念ながら最も習得が難しい言語の1つという位置付けにあります。
そのため英語の習得は基本的に時間がかかり、1日や1週間単位で習得できるようなものではありません。
とあるレポートによると、日本人が英語を習得するまでにかかる時間はなんと2,200時間とも言われています。
こんなに時間がかかってしまうため、上達スピードもゆっくりとなり、英語学習を続けてもなかなか上達を感じられずに挫折してしまう人が後を絶ちません。
でも習得に時間がかかるからといって習得が不可能というわけではなく、難しいと言われながらも習得している日本人は確実にいます。
英語学習を始める前に、「習得には時間がかかる」と初めから心得た上で取り組みを始めるようにしましょう。
なお次の記事で、英語学習に必要な時間について詳しく解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
「英語ができるカッコいい自分」を想像する
英語初心者の目標設定のポイントの2つ目は、「『英語ができるカッコいい自分』を想像する」です。
あなたの友人や会社の同僚、またはYouTubeなどで英語を話せる人を見て、
英語を話せる人ってかっこいいよなぁ…あんな風になれたらいいのに…
このように思ったことがある人も多いと思います。
僕自身も会社に入社した当時の上司が英語を話せる人だったので、同じようにカッコいいなぁと思いましたし、自分もその上司のようになりたい、と心から憧れていました。
このような「憧れ」、言い換えれば英語を習得できた後の「英語ができるカッコいい自分」をしっかり想像してみてください。
ちょっとナルシストっぽい言い方になりますが、英語を習得した「カッコいいあなた自身」に対する憧れこそが、それを目指すための学習を続ける原動力になるのです。
なお次の記事で、英語を話せる人がカッコいいと言われる理由やその背景について詳しく解説しているので、気になる人はぜひチェックしてくださいね。
日常英会話よりビジネス英会話から始める
英語初心者の目標設定のポイントの3つ目は、「日常英会話よりビジネス英会話から始める」です。
これは日常英会話もビジネス英会話もどっちも習得したい、でもどっちから始めたらいいの?と悩む人向けのアドバイスになります。
僕自身、どこで聞いたのかは分かりませんが、「ビジネス英会話はハードルが高い、まずは日常英会話を習得してから」という先入観がありました。
でも実は、ビジネス英語も日常英語も、要素に分けていくと学習のステップはどちらも同じで、実はビジネス英語の方が習得しやすいという側面もあります。
なので日常英会話とビジネス英会話、両方の習得を目指したい場合は、まずビジネス英会話から始めることをオススメします。
なお次の記事で、ビジネス英語と日常英語の違いと、その習得の仕方のコツについて詳しく解説しているので、気になる人はぜひチェックしてくださいね。
まとめ
この記事では、英語学習の目標の決め方やそのポイントについて解説しました。
目標を具体的に決めることで上達が早くなる、更には挫折しにくくなるといった効果が期待できるので、これから英語学習を始める人や、挫折することなく英語を上達させたい人は、しっかり目標を決めるようにしましょう。
あなた自身が定めた具体的な目標は、必ずあなたを英語上達へと導いてくれます。
なお実際の英語習得に向けては、適切な目標を設定するだけでなく、取り組むべき課題を特定したり、適切な練習メニューを選んだりすることも重要です。
次の記事で、英語を習得する方法について5ステップに分けて詳しく解説しているので、独学で効率よく英語を話せるようになりたい人はぜひチェックしてくださいね。
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