「英語を習得したい、でも大変だし時間がかかりそうだな・・・」
「忙しい会社員でも英語を早く武器にする方法はないかな?」
会社員が英語を習得しようとすると、必ずこういった悩みに直面してしまいますよね。
でも実は、会社員だからこその効率の良いステップアップルート(学習ステップ)があります。
その秘訣は実は、「仕事のように英語学習に取り組む」ことです。
この記事では、会社員が英語を習得する上で知っておきたい仕事と英語学習に共通する重要な3つの大原則と、仕事を利用して効率よく上達する方法について解説します。
少しでも早く英語を武器にしたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
- 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
- もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
- 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
- 現在はドイツ駐在中
- 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
英語学習にも仕事にも共通する3つの大原則
英語を習得するためには学習が必要で、学習の時間を長く取れた方が良いのは間違いありません。
でもただでさえ忙しい会社員が英語を習得しようとしても、どうしても学習に使える時間が限られてしまいます。
では一体どうすれば良いか、僕が社会人におススメしたいのは「仕事のように英語学習に取り組む」ことです。
どういうことかというと、具体的には仕事で重要な次の3つの原則を英語学習にあてはめるのです。
- ゴールから逆算して、進む道を決める
- 理想と現状のギャップを埋める
- 常に目的を意識して取り組む
これらはビジネスパーソンに共通する重要な考え方として、多くの自己啓発本やセミナーで言われている内容です。
いろいろな業種がある中で、これが普遍的に語られているのはなぜか、それは早く目標に到達するのにこの原則がとても効果的だからです。
僕がここでお伝えしたいのは、目標を「英語を習得する」という風に置き換えれば、仕事と英語学習に共通点が生まれるということです。
つまり、仕事と同じように3つの大原則を取り入れて英語学習に取り組めば、「英語習得」という目標に最短で到達できるということです。
実際に日々仕事に取り組んでいる会社員であれば、なんとなくイメージしやすいという人も多いかもしれません。
そうでないという人でも、これら3つの大原則を意識して英語学習に取り組めば、日々の仕事でも役立つ考え方が自然と身に付きますよ!
大原則①ゴールから逆算して、進む道を決める
仕事を最短で進める上で、ゴールから逆算して道筋を立てて仕事をすることが重要だとよく言われていますよね。
英語も同じく、英語習得というゴールから逆算して、辿っていく道筋を立てて学習に取り組むのが重要です。
そのためには、英語を習得するまでの道筋=ロードマップが必要ですよね。
次の記事で、英語習得までのロードマップを解説しているので、ぜひ道筋を立てる参考にしてくださいね。
大原則②理想と現状のギャップを埋める
仕事とは何か?と聞かれるとどう答えて良いか難しいですが、一般的な答えとしては次のように言われています。
仕事=理想と現状のギャップを埋めること
例えば、あなたが工場勤務で「生産の歩留まり率が90%と低い」という問題を抱えていたとします。
この時、理想と現状、仕事はそれぞれ次のような関係になります。
・理想:歩留まり率が100%
・現状:歩留まり率が90%
・仕事:歩留まり率を90%から100%に改善すること
同じように英語学習でも、「英語が話せる」という理想に向かって学習(=仕事)をしていくのですが、例えば
・理想:会計関連単語がスラスラ出てくる
・現状:会計の話題になると言葉が詰まる
・仕事:会計関係の単語力を強化する
といったように、あなたの理想と現状を分析して、学習するべき課題を特定して取り組みましょう。
次の記事で、英語学習の課題設定の方法やトレーニングメニューの決め方について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
大原則③常に目的を意識して取り組む
日課として毎日やっていた仕事が、よく考えると実はあまり意味がない作業だった、なんて経験はありませんか?
もともと何らかの目的があり、その達成手段として日課にしていたはずの仕事が、いつしか日課をこなすことが目的になっていた、という「目的と手段を履き違えるパターン」は仕事では本当によくあります。
時間を浪費することになってしまいますので、そうならないよう常に目的を意識して取り組むことが大事です。
英語学習も同じように、個々のトレーニング法には目的があるので、それぞれのトレーニングでどんな力を伸ばそうとしているのか、その目的を理解することが重要です。
いつのまにかトレーニングすること自体が目的になっていた、なんてことにならないよう、目的を意識して取り組みましょう。
なお、個々のトレーニングで目的を意識しなければ効果が得られない点は、実は筋トレにすごく似ています。
なぜなら筋トレは、負荷をかけるポイントをしっかり理解し、正しいフォームで適切な負荷をかけないと、どれだけ繰り返してもトレーニング効果は薄いからです。
次の記事で、英語学習と筋トレの関係性についてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
英語を扱う業務があれば積極的に取りに行こう
ここまで解説した3つの大原則は、どのような職種にも共通するとても重要な考え方です。
この大原則に加えて、もしあなたの部署で英語を扱う業務があれば、「英語を使う業務を自ら取りに行く」ことをおススメします。
なぜなら、英語を使う業務を自ら取りに行くことで、次のようなメリットがあるからです。
- 業務時間中も英語に触れることで、学習時間を長くできる
- 業務で使われるリアルな英語を学ぶことができる
業務時間中も英語に触れることで、学習時間を長くできる
日本人が英語を習得するのにかかる時間は、諸説ありますが約2200時間~3000時間と言われています。
単純計算で、1日2時間とすると、2,200時間に到達するには3年かかります。
ただでさえ忙しい会社員が、日常の中で更に英語を学習する時間を捻出するのは至難の業ですよね。
そんな中、仕事で英語に触れることができれば、仕事をしながら英語の勉強もでき、仕事時間を学習時間にカウントできることになります。
仕事の時間と英語学習の時間を兼ねられる、これは学習時間を確保しにくい会社員にとっては大きなメリットですよね。
業務で使われるリアルな英語を学ぶことができる
あなたが業務で英語を扱う場合、例えば海外から送られてくるメールや文章に出てくる英単語は、あなたの業務分野に関連したもののはずですよね。
どんな業界でも、その業界ならではの特有の単語や表現がありますが、英語業務を自ら取りに行くことで、あなたの現業で使われるリアルな英語を学ぶことができるのです。
これは将来的に、例えば海外顧客と商談や海外工場への技術指導などといった場面で必ず役立ちます。
周りに英語力を認めてもらうことも効果的
「英語を最短で習得する方法」というと、あなた個人の頑張り方だけを意識してしまいがちです。
でも実は、周囲の人(特に上司)に「あなたの英語力を認識してもらう」ようにしながら学習を進めると、更に効率を上げることができます。
例えば、あなたの英語力が高いこと、あなたが英語を頑張っていることを上司が知っていると、次のような可能性が生まれます。
・英語の業務を振ってもらいやすくなる
・部署の中で海外出張や海外プロジェクトの担当決めの際に、声がかかる確率が上がる
特に海外プロジェクトは、仕事を完結させる期待はもちろんですが、何より「安全に帰ってくること」が最優先になりますので、英語力がある人が選ばれやすいです。
僕自身、上司として海外プロジェクト担当者を選ぶ際にやはり英語力のある部下を優先して選びました。
ここで英語の仕事を完結させられると次のような好循環が生まれ、仕事しながら英語を肌で学ぶことができ、英語学習の効率がより一層上がります。
・英語力を認めてもらう
↓
・海外関連業務を担当させてもらえる
↓
・英語で仕事ができるレベルだと認めてもらえる
↓
・次からも海外関連業務を任せてもらえる
英語力アピールにはやっぱりTOEIC
あなたの英語力のアピールとしては、特に日系企業ではやはりTOEICがベストです。
TOEICのスコアは、特に日本の会社では英語力の指標として、今でも採用や昇進によく使われているので、英語力アピールにも十分使えます。
最近では「TOEICは英語の指標としては不十分だ!」という風潮も一部ありますが、アピールされる側であるマネージャー層は英語力=TOEICと考えている人が今でも主流なので問題ありません。
またTOEICは、オフィス(ビジネス)や日常生活など実践的な場面から多く出題されており、スコアアップ学習をすることで実践的な単語や表現、文法を学ぶことができます。
TOEICスコアアップ学習をするだけで、単語や文法力が上がるし会社へのアピールにも繋がる、一石二鳥でおススメです!
海外関連業務を担当したいと積極的にアピールしよう
英語を扱う海外関連業務は、日系企業の社員からは「めんどくさい」と避けられる傾向があります。
もしあなたの勤務先でも同じであれば、上司はそのめんどくさい業務を担当してくれる社員を探しているかもしれません。
この状況で自らその業務を掴みに行けば、英語習得を目指すあなたからすればラッキーですし、上司としても助かるという、Win-Winが生まれますよね。
上司から声がかかるのを待つだけではなく、あなた自身から動き出しましょう。
また英語を扱う業務をできる人は限られているので、場合によってはあなたが抱えている「誰でもできる仕事」を手放して、あなたにしかできない英語の仕事に集中できるかもしれませんよ。
僕も英語関連の仕事を引き受ける代わりに誰でもできる仕事を手放して社畜を抜け出せました!
会社員は英語力が武器になる
どのような日系企業でも、英語を扱う業務はほぼ間違いなく発生しますが、英語を使って仕事ができる会社員はまだまだ圧倒的に少ないです。
見方を変えれば、英語を使って仕事ができる会社員はとても希少な存在です。
つまり、英語というスキルは会社員にとって強い武器になるということです。
英語を習得するハードルは高いですが、その分希少性も高く、さらに習得した先には年収アップやキャリアアップ、海外駐在など、様々な可能性が広がります。
僕はこのブログで、このように英語を武器に理想のキャリアを切り拓く生き方を「英語系会社員2.0」と名付けて発信しています。
次の記事で、英語系会社員2.0のコンセプトについて解説しているので、英語を武器にして理想の道を進みたい人はぜひチェックしてくださいね。
まとめ
この記事では、会社員が最短で英語を武器にするための方法について解説しました。
会社員が英語を習得する上では、「仕事と英語学習に共通する重要な3つの大原則」をまず心得ておくことが重要です。
また英語関連業務を自ら掴みに行ったり、上司にアピールするなど、「仕事を利用して効率よく上達する」ことも効果的です。
これらの戦略をしっかり理解して、英語を効率よく習得しつつ、同時に上司や周囲に認められる存在になれれば、英語を武器にキャリアを切り拓く「英語系会社員2.0」になれます。
次の記事で、実際に英語系会社員2.0を目指すStep1、「3つの準備」について解説しているので、英語習得に向けて歩みを始める前に必ずチェックしてくださいね。
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