英語を話せるようになりたいけど、学習方法がいろいろありすぎて結局どれをやったらいいか分からないな…
こんな悩みを持つ日本人英語学習者は非常に多いのではないでしょうか?僕もその1人だったので気持ちはとてもよく分かります。
何をやればいいかよく分からないまま英語学習に着手しても、あまり効果を感じられず挫折してしまうことがとても多いです。
そんな人が多いせいか、「帰国子女でもない日本人が英語を習得するのは無理だ!」と言われることもありますが、決してそんなことはありません。
あなたにあった英語学習法を、正しい方法で継続すれば、海外経験のない純日本人でも英語習得は可能です。
そこでこの記事では、英語の習得に向けて必要な要素を分解し、それぞれの要素に対応する英語学習方法について解説します。
この記事は、きっとあなたの英語学習ロードマップになります。
これから英語学習を始める人や、英語の勉強の仕方が分からない人は、このページをいつでも見れるようブックマークして、最後までチェックしてくださいね!
- 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
- もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
- 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
- 現在はドイツ駐在中
- 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
英語学習にはロードマップが必要!
挫折せずに英語を上達させるには、英語学習のロードマップがとても重要です。
僕は昔、ネット上で英語学習法を見つけては手当たり次第トライして、というのを繰り返していましたが、今振り返ってみると効果が大きかった練習法や、正直言って必要なかった練習法などいろいろあります。
何をどのようにすればよいのか、上達への道のり(=ロードマップ)がなかったため、いろいろ遠回りをしてしまったなと感じています。
道のりが分からないまま、行き当たりばったりで進む僕は、まるでカーナビなしで車を運転して目的地を目指しているような状態でした。
英語学習のロードマップを学ぶことは、車の運転でナビを手に入れることと同じです。
最短で英語上達(目的地)を目指すために、ロードマップ(ナビ)が重要なのです。
「英会話ができる状態」を分解してみよう
英語学習ロードマップを理解する時にあなたに理解してもらいたいのが、そもそも「英会話ができる」とはどういう状態か?ということです。
この質問は、あなたの現在地と目的地(上達)とを繋ぐルートを考える上で、実はとても重要です。
なかなか一言では答えにくい質問ですが、僕が考える答えは次の通りです。
英会話ができる=「単語」「文法」「発音」の3要素を使った言葉のキャッチボールを素早く繰り返せる
これは最初はピンと来ないかもしれませんが、英語だけでなく日本語でも同じなので、あなたが日常で無意識に行っている会話(スピーキングとリスニング)を想像してみてください。
ネイティブスピーカーとして次のように、「単語」「文法(単語を並べる順番)」「発音」の3要素を使ったキャッチボールを、無意識のうちに素早く繰り返していることに気付くと思います。
発言する(スピーキング):伝えたい内容を、単語を並べて文章にして、発声する
聞き取る(リスニング):相手が発した単語とその順番から、意味を理解する
また、せっかくスピーキング力やリスニング力があっても、いざ外国人の前で話すと緊張して話せなくなるようでは英会話は成り立ちませんので、「場慣れ」も必要ですよね。
これらの関係性をまとめて図にすると、次のようになります。
・単語・文法・発音の基礎力がすべての土台にある
・基礎力を素早く使いこなす応用力(スピーキング・リスニング)がその上に積みあがっている
・積み重ねた基礎力と応用力を、本番の会話で使う実践力(場慣れ)が更にその上に積み重なっている
・英会話はこれら基礎力・応用力・実践力すべての積み重ねの上にあり、1つでも欠けると崩れてしまう
この図に示すように、英会話はいくつかの要素に支えられる格好になっていて、英会話ができないということは、ここで説明した要素のどれかが出来ていない、学習が必要な課題があるということになります。
「英会話ができる状態」を理解するのは、このようにあなたの学習課題をより正確に特定するために重要なのです。
なお次の記事で、「英会話ができるとはどういう状態か」についてより詳しく解説しているので、理解度を高めたい方はぜひチェックしてくださいね。
英会話を構成する要素に合わせた学習プランとは
効率よく英語を上達するには、あなたの課題に合った適切な英語学習プラン(目的地までのルート)が必要です。
ナビで提示される目的地までの推奨ルートは、例えば高速道路を使うか使わないかなど数パターン提示されますし、それに応じて金額や所要時間も変わりますよね。
英会話の学習プランも同じように、推奨ルートはあなたの状況(課題、使える時間やお金、目標までの距離)で変わります。
学習を始める前に、あなたの状況にあった英語学習プランをしっかり立てておくことが、迷いや挫折なく目的地に向かうために重要なのです。
実際に日々学習するプランは、先ほど「英会話ができる状態」で分解したそれぞれの要素にあわせて、基礎力練習・応用力練習・実践力練習の3つに分けて考えるのがおススメです。
- 「基礎力練習」:①単語(語彙)力、②文法力、③発音力
- 「応用力練習」:①素早く文章を作る力(スピーキング)、②音から素早く意味を理解する力(リスニング)
- 「実践力練習」:会話で実力を発揮する力(場慣れ)
これらの中からあなたの課題合った練習を選び、まるで部活のように日々繰り返して少しずつレベルアップしていきます。
学生時代に部活経験のある人はイメージしやすいと思いますが、部活動では毎日のように基礎練習や応用練習を積み重ね、練習試合(実践練習)で日々の練習の成果を試して、本番の試合や大会に臨みます。
英会話も部活と同じように、日々の練習を重ねて少しずつ上達するのです。
基礎練習
基礎練習では、もっとも重要な3要素であり、英会話を支える全ての土台である単語・文法・発音をトレーニングします。
基礎練習は本当に地味ですが、上達する人はこの地味なトレーニングを欠かさずやっています。
部活動でも同じように、強豪校と言われるクラブでは上達のために基礎練習は欠かさずやっています。
多くの日本人は中学校の3年間と高校の3年間、合計6年間は英語を学んでいて、一通りの基礎は習っているはずなので、基礎力に不安がある人はまずその復習から始めましょう。
学生時代の苦手意識が残っている人や、膨大な復習範囲に気が遠くなってしまう人もいるかもしれませんが、まずは中学校で習った範囲をマスターすることから始めることをオススメします。
基礎力の中でも英文法については、実は日常会話で使う英会話のほとんどが中学校で習う英文法でカバー可能です。
次の記事で、基礎練習の内容と方法について詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
応用練習
応用練習では、基礎練習で積み重ねた単語・文法・発音を、より実際の会話に近い形で素早くスムーズに使いこなすための練習を行います。
応用力は土台となる基礎力の上、実践力の下に位置付けられていることからわかる通り、知識として積み重ねた基礎の3要素を、実践の会話で使えるように「素早く使う力」のことを指します。
どのような部活動でも、基礎練習だけで試合に臨むことはなく、試合中のとある状況をイメージして、より実践に近い形での応用練習を行います。
英会話も同じで、基礎練習で積み重ねてきた基礎力を実践で発揮できるよう、素早く繰り返すトレーニングを行います。
応用練習は、具体的には「瞬間英作文(スピーキング用)」と「シャドーイング(リスニング用)」の2つからなります。
次の記事で、瞬間英作文とシャドーイング、それぞれの内容と方法について詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
実践練習
実践練習では、積み重ねてきた基礎練習、応用練習の成果を本番で発揮できるよう、経験値を積むトレーニングをします。
せっかく基礎力と応用力を積み重ねてきても、いざ本番の会話で緊張してしまって力を発揮できないようでは台無しです。
部活動でも、基礎練習や応用練習だけで本番の試合に臨むのではなく、練習試合のような形で、ほぼ本番という実戦形式でのトレーニングを行います。
英会話もそれ同じで、基礎練習と応用練習で積み重ねてきた力を発揮できるよう、ほぼ本番の英会話と同じ形式での会話練習を通じて経験値を上げるトレーニングをしていきます。
英語学習における実戦練習としては、金銭的・心理的ハードルの低さからオンライン英会話がおススメです。
次の記事で、実践練習の内容と方法について詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
基礎から応用、実践まで全てを備えたオールインワンの神アプリ
ここまで英語学習の全体像を解説してきましたが、それぞれの練習に合った教材を1つ1つ探していくのは手間がかかりとても大変です。
でも実は、基礎力から応用力、更には実践力まで全ての練習に対応していて、それぞれ適切なトレーニングメニューを提供してくれるおススメ教材があります。
それはスタディサプリ×ネイティブキャンプのセットプランです。
有料英語学習アプリ利用率No.1のスタディサプリと、回数無制限の英会話レッスンを誇るネイティブキャンプによる最強タッグが実現した教材です。
この教材には、一例として次のように「英語を話せる力」を鍛えられる機能が網羅的に備わっていて、更に全てスマホアプリで完結するという、まさにオールインワン設計になっています。
基礎力:文法や発音を動画で学べる上に、単語帳機能もある
応用力:シャドーイングや瞬間英作文のトレーニング機能がある
実践力:ネイティブキャンプのオンライン英会話がセットになっている
アプリなのでスキマ時間もうまく利用して実践的な英語学習を進めることが可能な上に、学習を継続的に続ける仕組みも備わっています。
「この教材だけ持っておけばとりあえずOK」と言える、忙しい社会人に特におススメの教材です。
次の記事で「スタディサプリ×ネイティブキャンプの英会話セットプラン」について詳しく解説しているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ:本気で上達したい人は準備をしっかりと
今回は、最短で英語を上達するための英語学習ロードマップと学習プランの全体像について解説しました。
英語上達までの全体像を理解しないまま手あたり次第学習するのは、ナビを持たないまま車で目的地を目指しているのと同じです。
ナビを持って、しっかり準備をして進めば、英語は必ず上達するので、このページのロードマップを理解して学習計画を立ててくださいね。
なお、効率よく最短で英語上達を目指すには、この記事で解説した英語学習計画だけでなく、挫折を防ぐための心の準備や適切な課題の特定など、様々な準備が重要です。
次の記事で、効率的に英語を習得をするための5ステップを解説しているので、最短で英語習得を目指したい人や、今度こそ挫折せずに英語を習得したい人は、ぜひチェックしてくださいね。
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