英語学習の長い道のりの中で、学習の意欲が出なかったり、挫折しそうになることは誰にも必ずありますよね。
僕自身もなかなか英語力の成長を感じられない時期が続いて、過去に2回挫折したこともありますが、英語を習得した人の体験談を聞くことがモチベーションになったことは今でも覚えています。
そこでこのブログでは、英語を習得したからこその体験談として、僕自身の留学体験記や駐在生活の様子を少しずつ公開していきます。
前回の留学体験記”番外編”vol.1では、ドイツ留学前に行ったフィリピン語学留学(その①)日常生活編についてお話ししました。
今回の留学体験記”番外編”vol.2は、フィリピン語学留学(その2)食生活編についてお話します。
マラソンのように長い英語学習の中で、給水所のような感覚で立ち寄ってもらえると嬉しいです!
- 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
- もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
- 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
- 現在はドイツ駐在中
- 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
基本情報:フィリピンの食事情
フィリピンは日本と同じコメ文化、お米が主食です。
「Jollibee(ジョリビー)」というフィリピンで大人気のファストフードチェーンがあるのですが、そこではフライドチキンにライスのセットが定番になっているほどです。
このジョリビー、フィリピン国内ではマクドナルド以上に
本当によく見かけます
そしてフィリピンでの1ヶ月の生活を通じて感じたのが、「肉中心で脂っこく、甘い料理が多い」です。
本当にどのレストランに行っても、肉を甘辛く調理した料理が中心で、ご飯がすすみます。
こうして毎日肉料理を食べていると野菜が食べたくなるのですが、いわゆるサラダがなかなか見つかりません。
カットフルーツも見なかったので、どうやらフィリピンには野菜や果物を生で食べる習慣はあまりないようです。
30歳を超えていた僕にとっては
胃に優しくない食生活でした。。。
フィリピンのお酒事情
フィリピンでは、食事と飲酒を分ける文化があるようで、お酒を飲むのは食事の後が基本だそうです。
一緒に飲みに行ったフィリピン人講師は普通に食べながら飲んでいた気もしますが、伝統的には別みたいです。
そしてフィリピンで最も知名度の高いビールといえば「San Miguel(サン ミゲル)」
南国ならではのさっぱりとした味わいで、非常に飲みやすいビールです。
なおフィリピンは過去、スペインの植民地だった歴史がありますが、このサン・ミゲルと言う名前もスペイン語由来(聖ミカエル)です。
フィリピンでの食事、勝手にランキング!
1ヶ月しかないフィリピン生活、ならば多少リスクを冒してでもいろいろ試してみよう!
とはいえ「これはさすがにキツイな…」という料理も多々ありましたが、できるだけいろいろ試してみることにしました。
食べた中で勝手にランキングをつけて、美味しくて今でも食べたい個人的1位「タホ」と、美味しいとかマズいとかではない個人的インパクト賞「バロット」をご紹介します。
※バロットは閲覧注意、勇気ある人のみご覧ください。
個人的1位:「タホ」
フィリピンでの食事、個人的1位は「タホ」です。
そもそも「タホ」って何なのか?ですが、杏仁豆腐のような触感の庶民的スイーツで、フィリピンでは特に通勤・通学中の人たちの朝食後のおやつとして親しまれています。
材料は豆腐、黒蜜、小さいタピオカで、更にコンデンスミルクをかけてくれる場合もあるようです。
「タホ(Taho)」の語源が「豆腐(Tofu)」そのもので、日本の豆腐が独自の進化を遂げてスイーツとして発展して根付いたわけですね。
僕が滞在していたコンドミニアム近くにも、朝8時になると不定期でタホ売りのおっちゃんがやってきました。
そして地を這うような低い声で「タホォォォォォ」と叫びながら練り歩き、タホを売りに来たことをアピールします。
めっちゃ美味しいと英語教室の先生が絶賛していたので、僕も勇気を出して買いに行ってみることにしました。
ちなみに、フィリピン人は英語が話せる人が多いですが
タホ売りのおっちゃんは英語話せないことが多いよ
と先生から教わっていたので、英語が通じなくてもなんとかなるように、一通りの買い方を教わってから行きました。
先生によると、買い方はこんな感じのようです。
- サイズは大(20ペソ:約42円)か小(10ペソ:約21円)の2種類
- トッピングとか特別なリクエストがなければ、サイズ以外には特に選ぶことはない
とてもシンプルだったので、あとは指差しでなんとかなると思ってあの声を待ちました。
そして迎えたある日の朝、、、よーく耳を澄ますと聞こえてくる「タホォォォォォ」の声。
急いでコンドミニアムから駆け下りて、叫びながら自転車を押して練り歩くおっちゃんを捕まえます。
透明のカップがサイズ違いで2種類あったので、指差しで大きい方を選択、20ペソを払います。
バケツをあけると中には豆腐・タピオカ・黒蜜の入った小分けのバケツがあり、そこから豆腐をすくい、タピオカと黒蜜をかけ、溢れんばかりになったカップを受け取ります。
声をかけて、準備~支払い~完成まで約60秒。早い!
そして僕、ここで初めて気づきます。
あ、タホってあったかいんだ…
スイーツですし、熱帯のフィリピンなので冷たいのかなーと思っていたんですが、むしろ少し熱いくらいでした。
これをストローを貰って歩きながら飲むのですが、甘くておいしい!
タピオカが流行るんだったら日本でも流行るんじゃないかな、と日本上陸を密かに心待ちにしているスイーツです。
個人的インパクト賞:バロット
フィリピンでの食事、個人的インパクト賞は「バロット」です。
タガログ語ではバロッ(balut)という発音のようですが、ここから先、説明の前にあらかじめ言っておきます。
あまりの衝撃映像のため写真は載せません&グロ注意です。
自分で調べる場合も、くれぐれも閲覧注意でお願いしますね。
ここからは、心の準備が整った勇気ある方だけ読み進めてください。
バロットとは、孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵で、フィリピン人の大好物だそうです。
孵化直前なので、ある程度雛の形をしているものを食べるらしいのですが、僕はここまで話を聞くだけでも
それはさすがに無理。食べれない。
と一度拒否しました。
それでもある日、英語教室で知り合った日本人同士でチャレンジしよう!というメンバーに入れられてしまい、夜の市場に繰り出すことになりました。
市場を歩くと、バロットを売っている屋台は結構な頻度で見つかりました。
その中でも、衛星管理が比較的良さそうな店を選び、売っているお兄さん(英語話せる)にいろいろ聞いてみます。
「16」と「18」と書かれたザルにそれぞれ卵が乗っており、どうやら2種類あるんだなというのは分かるのですが、何が違うのか分からず聞いてみると
あぁ、これは産んでからの日数だよ。
僕は18日の方が好きだけど、初めてなら16日の方がいいかもね。
18日だとクチバシとか羽とかあって食べにくいからね。
なんかもう、衝撃的な情報ばかりです。
話を聞きながら「マジかよ…」というリアクションを取る日本人一行を見て、屋台のお兄さんたちはゲラゲラ笑っていました。
結局僕は16日の方をチョイス、ビビりながら殻を割ってまずは中のスープ(?)を飲みます。
うん、ちょっと匂いはキツイけど
鶏ガラスープみたいな感じで悪くはないかな
そして殻を割って中身を取り出していくと出てきました、雛になりかけのアヒルです。
本当に、言葉で表せない衝撃映像でした。
勇気のある人は検索してみてください、「バロット」で出てきます。(※繰り返しますが、閲覧注意です)
少し塩をふり、恐る恐る食べてみると、意外と味は普通のゆで卵と変わらない感じで
いや、目を閉じて食べればむしろ美味しいかも?
と思えるくらいでした。
ちなみにこの時、隣で18日の方を選んだチャレンジングな友人は、食べながら「痛っ!羽が刺さった」とか言ってました^^;
こうして、僕のバロットチャレンジはなんとか無事に終わりました…と思ったその時です。
食べた15分後くらいから次第に体中が熱くなり、エネルギーが湧いてくるような不思議な感じになりました。
エナジードリンクを飲んでもこんな感じになったことないのに、本当に人生で初めての感覚です。
そして結局それは夜中まで続き、更に翌朝にはひどい頭痛に見舞われ、午前中の英語の授業を休んでしまいました。
後で知ったのですが、孵化直前の卵を茹でたバロットは生みたての卵よりも栄養価が高く、栄養が豊富すぎて胃もたれや頭痛、高血圧の原因となることもあるみたいです。
トライする方はぜひ、お気をつけくださいね。
いかがでしたでしょうか?
これ以外にもフィリピン料理はいろいろ食べましたが、ご飯に合うので日本人でも割と楽しめるんじゃないかなと思います。
これからフィリピンに行く予定のある方は、特にタホはぜひトライしてみることをおススメします。
次の留学体験記”番外編”vol.3では、フィリピンでの実際の英語授業の様子についてお伝えします!
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