海外移住の持ち物、何を持っていけばいい?【ドイツ移住経験者が語る】

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海外に移住する際の持ち物として何を選ぶか、これ実はとても重要です。

なぜなら海外に移住して最初の数週間は、日本からの船便や航空便の荷物が届かず、飛行機の手荷物の持ち物だけで生活する期間が必ず発生するからです。(船便や航空便についての詳しい解説はこちら

必要なものは極力日本から持っていきたいけど、かといって飛行機に持ち込める荷物の量は限られるので、手荷物には厳選したものを選びたいところですよね。

じゃあ何を持っていくのがベストなの?と検索してもあまり情報はなく、特に初めて海外移住する人にとっては何を持って行けば良いか、選ぶのはなかなか難しいです。

そこでこの記事では、僕が実際にドイツに移住した際に手荷物で持ってきて役に立ったもの、持っていかなくて後悔したものを挙げてみました。

この記事を書いている時点の僕はドイツに移住して2週間、その間の体験談を書いているので、これから海外移住の準備をする人は、ぜひ参考にしてくださいね。

このブログの管理人はこんな人
  • 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
  • もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
  • 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
  • ドイツに研究留学して博士号取得、2024年から海外駐在へ
  • 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
目次

海外移住の持ち物は何が適切?船便・航空便をうまく活用して仕分けよう

海外に移住するのに荷物の輸送も必要ですが、飛行機の手荷物の許容量だけでは全然足りないので、多くの人は航空便や船便を併用すると思います。

僕も船便と航空便を利用して、おおまかには次のように荷物を仕分けました。

船 便:到着に時間がかかっても大丈夫なもの(保存できる食料、季節ものの服、家具など)
航空便:比較的すぐに使うもの(米やお菓子、調味料、化粧品類、スポーツ用品など)

このように、手荷物は移住後すぐに必要なものを厳選して選んで、多少時間がかかってもよいものは船便や航空便に載せるのがベストです。

船便や航空便にも制限や特徴があるので、それぞれの手段で何を運ぶか、計画的に準備を進めることが重要です。

次の記事で、僕がドイツ移住前に船便や航空便で荷物を送付した手順について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

ドイツ移住の手荷物で役に立ったもの5選

ここから先、ドイツ移住の時に手荷物で持ってきてよかったもの、持ってこなくて後悔したものを書いていきますが、衣類や靴など、誰でも必ず持ってくると思われるものや、個人の生活スタイルに依存するものは省略しています。

まずは、手荷物として抜けてしまいがちだったり、現地でなかなか買いづらかったり、できれば持って行っておいた方がベターだなと感じたものを紹介します。

ルームシューズ

海外の住居やホテルは基本的に土足のまま過ごすスタイルで、日本のように玄関で靴を脱ぐ習慣はありませんので、日本と同じ感覚で靴を脱いで過ごすと靴下が汚れてしまいます。

部屋用のルームシューズがあると、靴を脱いでリラックスして過ごせるのでおススメです。

ちなみに僕はユニクロのこのルームシューズを愛用しています!
ちょっとかさ張りますが、これに代わるものはありません。

UNIQLO
ユニクロ公式 | ルームシューズ ユニクロのルームシューズ(男女兼用)。購入者のレビュー、ユーザーのコーデは必見。店舗在庫もこちらから。

海外対応延長コード

海外の多くは日本とコンセントの形状が違うので、行く国に合わせて変換プラグは必需品です。

でもパソコンの電源や携帯の充電器など日本の家電が複数ある場合は、その分だけ変換プラグも準備しないと都度差し替えることになって面倒です。

またこれは気のせいかもしれませんが、海外は日本に比べてコンセントの数が少ない(?)ように感じていて、マルチタップが欲しいなぁと思うことも多々あります。

そんな煩わしさを一気に解決してくれたのがこの海外対応延長コードで、世界中の主な5つのコンセント形状に対応していて、更に1mの延長コードと3つのポート付きという優れもの。

これがあれば、ドイツの住居だけでなく出張にも使えるなと思い、コンセント版とUSB版の両方買ってきましたが、とても重宝しています。

タッパー

日本だと100均で買えるタッパー類も、手荷物で持っておくとベターです。

冷凍保存できたり電子レンジでチンできたりする機能は、自炊するときに間違いなく重宝します。

またそれ以外にも、スーパーの総菜を小分けにして保存したりと、いろいろと助かる場面がありました。

700mLサイズのものを2つ持ってきましたが、ほぼフル稼働しています!

通話SIM+SIMフリー端末

ドイツだと、現地の携帯電話用SIMを入手するには先に住民登録を済ませる必要があり、購入できるまで少し時間がかかります。

WiFiがあればいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、移住直後はちょっとしたトラブルや確認などで「今すぐ電話しないといけない」といった場面はどうしても発生してしまいます。

なので海外に行ってすぐ電話もネット通信もできる状態が理想なのですが、そこでおススメなのがSIMフリーの携帯海外の行先で使えるSIMカードです。

なお、SIMカードには大きく2種類あり、データ通信だけの「データSIM」ではなく、通話も可能な「通話SIM」の方がベターです。

僕はAmazonでこちらを買いましたが、問題なく簡単に使えました!

歯ブラシ

わざわざ書くか?というアイテムかもしれませんが、実はアメニティの歯ブラシセットは日本のように当たり前のようにもらえないということを覚えておきましょう。

ヨーロッパのホテルでは、アメニティとしてボディソープやシャンプーが付いている所はよくありますが、歯ブラシと歯磨き粉は見たことがありません

移住先の近くにスーパーや薬局があれば現地調達でも良いのですが、そうではない人や、移住の際にホテルやアパートメント型のホテルに入居する人、現地での買い物を極力減らしたい人は、手荷物で持っておくのがベターです。

ドイツ移住の手荷物で持って来なくて後悔したもの5選

ここから先、僕がドイツ移住の時に手荷物で持って来なくて後悔したものを書いていきますが、中には「そもそもルール上ドイツには持ち込めないもの」も含まれます

とはいえドイツだけでなく他の国に行く人にも参考にしてもらえるよう、「ルール上OKだったら持っていくことをおススメするもの」という観点で一緒に紹介します。

レトルト類

パスタはスーパーで簡単に入手できるし、調理も茹でるだけなのに、日本だと100均などで簡単に手に入るような”かけるだけ”のパスタソースがなかなか見つかりません

また、僕の場合はたまたま移住後すぐに米と炊飯器を入手できたので、ご飯にかけるカレーやハヤシなどのレトルトも欲しいなぁ、と日本の味を恋しく思っています。

パスタソースもカレーも、パウチだけなら手荷物としてもかさ張らないですし、長期保存もできるので、持っていける人はぜひ手荷物に入れることをおススメします。

ドイツの場合は肉や卵を使った製品を持ち込めません。行先の国の持ち込み制限と、持っていくレトルトの原材料を注意深くチェックしましょう!

鍋の素

海外生活を始めてしばらくは外食やテイクアウトが中心になると思いますが、生活が落ち着いてくると「ご飯どうしよう?」という場面に直面します。

僕は料理はそんなに得意ではないので、海外でガッツリ自炊する気力はないし、買ってくる惣菜は日本ほど美味しくないし、かといって外食は高いし、でも栄養バランスには気をつけたい…

そんな中で見つけた解決策は「鍋」でした。

キッチンで包丁や鍋が使えて、スーパーで野菜を入手できる環境であれば、あとはスープさえあればなんとかなります。

僕の場合は先輩駐在員が「鍋キューブ」をくれたので大変助かりました。

自炊をするつもりの人もそうでない人も、鍋キューブのような「鍋の素」を持っておくととても重宝すると思います。

鍋の素には「チキンエキス」などが含まれる場合がありますが、ドイツの場合は肉エキスの入った製品を持ち込めません。行先の国の持ち込み制限と、持っていくものの原材料を注意深くチェックしましょう!

サランラップ

海外のスーパーで食材を買うと1つ1つが大きく、例えばチーズやハムなど、日本だと小分けになっているものがドイツでは小分けになっていません

そのため、食材は使いかけの状態で冷蔵庫に保存することになるので、せめてラップをかけて冷蔵保管したいところですが、海外製のラップはくっつきが悪く、使い勝手があまりよくありません

日本のラップに慣れてしまった僕としては、サランラップを手荷物に入れておけばよかったなぁと後悔しています。

フード付き&撥水加工のジャケット

これはヨーロッパの冬限定かもしれませんが、基本的に天気は悪く曇りか雨、それも不安定です。

さっきまで晴れてたのに急に雨が降ったりなんてこともありますし、天気予報も全くあてになりません。

また、わざわざ傘使うまでもないかな、という程度の霧雨も多くて、ドイツではもはや傘を持ち歩かない人が多く、その代わり(?)なのかフード付き&撥水加工のジャケットを着ている人が多いです。

折り畳み傘を持ち歩く日本人が多いと思いますが、いずれにしてもフード付き&撥水加工のジャケットがあればこういった天候の中で大変重宝するのは間違いありません。

2カ月くらい過ごせる程度の現金

ドイツもキャッシュレスが進んできて、日本から持ってきたクレジットカードでほとんど支払えます。

ただ実際生活を始めてみると、街のパン屋さんなどある一定の金額以上じゃないとクレジットカード払いできないという店もありました。

また、欧州外で発行されたクレジットカードは使用不可だったり、欧州外で発行のクレジットカード利用の際はOPCと言う手数料を1~2%ほど取られるといったケースもありました。

日本のクレジットカードだけでは支払えない、あるいは余計に手数料を払わなければいけない場面があるので、想定していた以上に現金(ユーロ)を使わざるを得ませんでした。

一方で、移住してから住民登録して銀行口座を開設し、ユーロで給与が振り込まれるようになるまでには最低でも1カ月以上かかります。

結局、持っていた現金も徐々にショートしてきてしまい、先輩駐在員に現金を借りる羽目になってしまいました

もう少し日本円を持ってきて、いつでも両替できるようにしておけばよかったな、と反省しています。

まとめ:移住準備は計画的に

今回は海外移住の際に手荷物で持ってくると便利なものや、持ってくればよかったと後悔しているものについて、僕自身のドイツ移住の実例をもとに解説しました。

海外移住は、日本とは異なり不自由になりますので、できるだけ快適に過ごせるように事前に調査して持ち物を準備しておく計画性が大事です。

なお、現地に移住して何でも聞ける英語力とコミュニケーション力があれば、移住後の生活レベルもすぐに上げられます。

とはいえ海外移住や海外駐在に向けた英語学習も時間がかかるので、移住準備と同じように事前の計画性が重要です。

次の記事で、英語を効率的よく習得するための5ステップについて解説しているので、計画的に英語学習を進めたい人はぜひチェックしてくださいね。

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