英文法ってどこまで必要?学ぶべき範囲と効果的な学習法を解説!

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英文法って実際どこまで必要なの?全部学ばないとダメ?

英文法の学習が大事なのは分かってるけど、範囲が広すぎてどこまでやればいいの?と途方に暮れていませんか?

英語学習は英文法だけじゃなく他にもいろいろやることが多いので、できれば必要な部分を厳選して、効率よく勉強したいですよね。

実は英文法は、中学英語で習う内容をマスターすれば、日常英会話のほとんどをカバーすることが可能です。

そこでこの記事では、中学英文法をマスターするべき理由と、英文法を効果的に学ぶ方法について解説します。

英文法に苦手意識がある方は、ぜひ参考にしてくださいね!

このブログの管理人はこんな人
  • 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
  • もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
  • 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
  • ドイツに研究留学して博士号取得、2024年から海外駐在へ
  • 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
目次

英文法はどこまで必要?まずは中学英文法をマスターすることから!

英文法は非常に広範で、書店で文法書を手に取ると「えっこんなにあるの?」とその分厚さに驚くこともあります。

これを全部やるのか…と考えるとウンザリしてしまいますが、最初から英文法を全部習得する必要はありません

これから英語の基礎を固める初心者や、英語の学び直しをする人は、まずは中学英文法の習得を目指すことをおススメします。

英文法はこんなにある!

英文法のルールや概念は非常に多く、すべてを羅列するととても書ききれないくらい膨大です。

一般的に英文法を学ぶときに重要になる主要なカテゴリーだけを挙げても、これだけの分量になります。

英文法の主要なカテゴリー
  1. 動詞の時制(Tenses): 現在形、過去形、未来形、進行形、完了形など。
  2. 動詞の声(Voices): 能動態と受動態。
  3. 文の種類(Types of Sentences): 疑問文、否定文、肯定文など。
  4. 代名詞(Pronouns): 主格、目的格、所有格などの代名詞。
  5. 前置詞(Prepositions): 場所や時間を示す前置詞。
  6. 接続詞(Conjunctions): 文と文をつなげる接続詞。
  7. 冠詞(Articles): 不定冠詞と定冠詞。
  8. 修飾語(Modifiers): 形容詞や副詞など、名詞や動詞を修飾する言葉。
  9. 条件文(Conditional Sentences): ifを使った条件文など。

これらの主要なカテゴリーの中でも小項目でまたいくつかに分かれるので、全体としてはとても多岐に渡ることが分かりますね。

中学レベルの英文法でほとんどカバー可能

こんなにも多くの種類がある英文法、全部やってられないよ…と諦めないでください。

というのも実は、中学生で習う範囲の英文法がマスターできていれば、ほぼ不自由なく会話できるのです。

一例として、英語学習者に大人気のポッドキャスト「ALL EARS ENGLISH」の会話を見てみましょう。

ALL EARS ENGLISHの会話で使われてる文法を見てみよう!

文字起こし(冒頭部分のみ)

Hey there Aubrey how’s everything going today?

I’m great, how are you Lindsay?

I’m feeling fantastic today yeah, what are we getting into?

Oh man we got a really interesting question that I know a lot of our listeners have about how do you practice speaking English when you don’t actually know anyone who’s learning English or who speaks English, right?

It’s interesting we’ve got some really good tips for you guys. I’m in that boat. I don’t know anyone who speaks Spanish or French who lives close to me, so I have to get a little bit creative.

Oh for sure, we all do, we have to go one level deeper if we want to achieve that fluency that we’re looking for.

ALL EARS ENGLISHは英語学習者を相手にしたポッドキャストということもあって、割と簡単な単語や表現が使われている印象はありますが、それでもネイティブスピーカー同士の会話です。

この会話を「文法」という観点でみてみると、現在形や現在進行形、否定、所有格などほとんどが中学レベルの英文法で構成されていることに気づきます。

後半の長い文章になると少し複雑な文構造になっていますが、それでも構成要素はすべて中学英文法で習うものばかりなんですよね。

つまり中学英文法をしっかりマスターすれば、こんなレベルの会話の土台ができるということです。

ちなみにこのALL EARS ENGLISHポッドキャストは平日ほぼ毎日更新されますし、1回あたり15分前後でコンパクトで聞きやすく、そしてなんと無料です。定期購読して毎日聞くことをおススメします!

効果的に英文法を学ぶ方法

少し唐突ですが、あなたは全くの未経験のスポーツを始めようとすると、まず何から始めますか?

何も知らない状態からのスタートなので、まずは「ルールを知る」こと、そして「ルールに沿った練習をする」ことだと思います。

練習を続けているといつしか慣れてきて、いちいちルールを意識しなくてもプレーできるようになりますよね。

これが英語になにか関係あるの?というと、英単語を並べるルールが英文法ですよね。

なのでスポーツと同じように、「英文法(ルール)を知る」、「英文法(ルール)に沿った練習をする」のが英語習得への近道なのです。

練習を続けていると、いつしか英文法を意識しなくても英語の語順を自然と扱えるようになります!

英文法を習得するステップ
STEP
英文法を知る:まずは英文法の知識を学ぶ

新しいスポーツを始める際、例えばラグビーならオフサイドやノットリリースザボールなどの基本的なルールを知らないとプレーはできません。

これらはまずルールブックで学ぶなどして、ルールを知ることがスタートラインです。

英語も同じように、基本的なルールである英文法を知ることが最初の一歩です。

英文法の参考書を読むなどして、動詞の時制、主語と動詞の一致、基本的な前置詞の使い方など、まずは基本ルールを学びましょう

STEP
英文法に沿って練習する:瞬間英作文

スポーツの練習と同じように、英文法も理解したルールを実際に使ってみることで、より深く理解して、使いこなせるようになります。

瞬間英作文はその「練習」としてとても効果的な方法で、日本語の文章を瞬時に英語に訳すことで、文法ルールを実際に使う練習です。

とても効果的な練習方法ですが、かなり負荷が高いので挫折にもつながりやすいので、うまく続けるにはコツが必要です。

次の記事で、瞬間英作文のやり方やコツについて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

英文法学習のおすすめ教材

英文法を覚えたり、その英文法を使った文章で瞬間英作文をしたりというトレーニングは、正直言って地味ですしなかなか辛いです^^;

でもとても重要なトレーニングなので、飽きずに続けられる適切な教材選びが重要になります。

ここでは、僕も実際に使っている2つのおススメ教材をご紹介します。

本で学びたい人向け:中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく

本で勉強したい人におススメなのが、「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」です。

「英文法書」と聞くとゴツゴツした厚い本で、明朝体でビッシリ書かれた堅苦しいイメージがありませんか?

でもこの本は表紙からもわかるように、全体的にゆるーいタッチのフォントやマンガ図解が入っていて、抵抗感は少ないと思います。

タイトルにもある通り、中学3年分の英文法をこれ1冊でカバーできるので、大人の英語学び直しにもおススメです。

アプリで学びたい人向け:究極の英会話

スマホやタブレットで勉強したい人におススメなのが「究極の英会話」です。

こちらも中学3年間の英文法を学べるアプリで、それぞれの文法項目について、解説だけでなく音読や英作文などもあって定着しやすくする工夫がされていますし、何より僕は瞬間英作文機能をとても重宝していました。

このアプリでは学んだ英文法の例文がそのまま瞬間英作文でトレーニングできるようになっていて、日本語(問題)→スキップ→英語(回答)の音声が流れ続けるようになっています。

バックグラウンド再生ができるので、僕は通勤中ずっとこの日本語問題を聞いて、英語の回答をブツブツつぶやきながら歩いていました。

\2,000円と少し高いですが、機能を考えるとそれ相応の価値は十分あると思えるおススメのアプリです。

まとめ

この記事では、英文法を学ぶべき範囲と、英文法を効果的に学ぶ方法について解説しました。

英文法の種類は多岐に渡りますが、中学英語で習う内容で日常英会話の大半をカバーすることが可能なので、まずは中学英語を習得することを目標にしましょう。

英文法は英単語を並べるルールなので、スポーツと同じように「英文法(ルール)を知る」、「英文法(ルール)に沿った練習をする」のが習得への近道ですよ。

なお、英語学習では英文法だけでなく、単語や発音など時間をかけて学習することがとても多いので、戦略と効率を意識しながら学習を進めるのが重要です。

次の記事で、英語学習を効率的に進めるためのトレーニングメニューの決め方について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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