東大生の記憶術をパクれ!社会人のための英単語の覚え方

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特に社会人になってからの英語の勉強は、どうしても学習時間が限られてしまい、新しい英単語を覚えるのが一層難しく感じられることが多いですよね。

僕自身も日々の業務や家庭のことで忙しい中、どのようにしたら効率的に英単語を覚え、そして忘れないようになるのか、いろいろ試行錯誤を繰り返していました。

そんな中ふと目に留まったのが「東大生の記憶術」に関するWeb記事でした。

「記憶力が非常に優れている」と思われがちな東大生ですが、実は必ずしもそうではなく、代わりに記憶力を定着させるためのある秘訣を実践していることを知りました。

東大生のようなトップ学生が実践する記憶術ならきっと効果があるはずだ、とその秘訣を英単語学習に活かしてみたところ、しっかり記憶に定着するようになりました。

そこでこの記事では、社会人向けに東大生の記憶術の極意を取り入れた英単語の覚え方について解説します。

英単語を効率的に覚えて、定着させたい人はぜひ参考にしてくださいね。

このブログの管理人はこんな人
  • 英語を使って海外顧客相手に仕事する日系企業サラリーマン
  • もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
  • 自分を変えるべく独学で&国内で英語を習得、TOEIC950点
  • ドイツに研究留学して博士号取得、2024年から海外駐在へ
  • 英語で人生を豊かにする人を増やしたい!
目次

社会人が英単語の覚え方で苦戦するポイント

英語の学習を続ける上で、新しい単語を覚え、定着させることはとても重要で、どうしても避け通れません。

でも社会人になってからの英語学習では、学生時代とは違って、英単語の覚え方に次のような苦戦ポイントがあります。

社会人が英単語の覚え方で苦戦するポイント

時間の制約がある

時間の制約」が最も大きな課題だという人はとても多いでしょう。社会人になると、多忙な日常の中で英語学習のための時間を確保するのは難しくなります。

学習方法がライフスタイルに合わない

学生時代の学習方法が、社会人となった現在のライフスタイルや仕事の環境に合わないという点も挙げられます。学生時代には教科書や問題集を使った学習が中心でしたが、社会人になると、そのような方法ではなく、効率的で短時間での学習が求められます。

学ぶ単語の選定が難しい

どの英単語を優先して覚えるべきかの判断も課題となります。業務で必要な専門用語や日常生活で使うフレーズなど、社会人になると覚えるべき単語の範囲が広がりますが、その中でどの単語を優先して学ぶか、選ぶのは容易ではありません。

忘れるスピードが速い

社会人になると、学生時代と比べて忘れるスピードが速くなると感じる方も多いでしょう。(年齢には逆らえません^^;)。また常に新しい情報や知識を日々取り入れる中で、以前学習した英単語が薄れてしまうという面もあります。

モチベーションを維持しにくい

モチベーションの維持も大きな課題となります。学生時代はテストや試験という明確な目標がありましたが、社会人になるとそのような短期的な、または定期的な目標がなくなるため、学習意欲を維持するのが難しくなりがちです。

実践的な使用機会が不足している

学生時代に海外旅行や海外留学に行っていたという人は、英語を使う機会がとても多かったと思いますが、社会人になるとなかなか旅行や留学には行きにくくなります。その結果、極端に英語を使う機会が減り、せっかく覚えた単語の使用頻度が低下してしまいます。

このような苦戦ポイントを抱える中でも英単語を覚えるためには、新しい学習方法やアプローチが必要になります。

次のセクションではそのヒントとして、東大生の記憶術について詳しく解説していきます。

東大生の記憶術とは?その秘訣は「関連付け」と「流れ」

東大生というと、「記憶力が非常に優れている」「多くの情報を一度に、瞬時に覚えられる」といったイメージを持ちませんか?

でも次の東洋経済オンラインの記事にあるように、実際に東大生目線から見ると、東大生が他の大学生と比べて記憶力が特別に優れているわけではないというのです。

記憶力が特別優れているわけではないとは言いながらも、それでも東大に合格できるレベルの知識量を習得できるのはなぜなのでしょうか?

先ほどの記事によると、東大生が実践する記憶術には秘訣があり、それは「関連付け」や「流れ」を重視した勉強法だというのです。

東大生の記憶術の秘訣

秘訣①「関連付け」

秘訣の1つ目である「関連付け」について、記事では次のように解説されています。

例えば、ペリーが黒船に乗って日本に来航したのは、「1853年」です。多くの場合、「1853年」という年号を暗記しようと努力するわけですが、東大生はただ丸暗記しようとはしません。どうして1853年だったのか? 1853年の前後には、どんな出来事があったのか?そういうことを考えて、少しでも「1853年」が覚えやすくなるように努力していくのです。

(中略)

東大生が優れているのは、こうやっていろんな知識を結び付ける能力です。一つひとつを暗記していくのではなく、いっぺんにいろんなものを暗記できるように、つながりを意識するわけです。

「東大生の記憶術」は意外と簡単にマネできる 「多くのことをすぐ覚える」たった1つの方法

東大生は単に情報を暗記するのではなく、その背後にある「意味」や「関連性」を理解することで、少しでも覚えやすくしているのですね!

秘訣②「流れ」

秘訣の2つ目である「流れ」については、先ほどの秘訣①「関連付け」の発展形のようなものですが、記事では次のように解説されています。

大まかな「流れ」を理解し、ほかのものとの「つながり」や「流れ」の中で一つひとつの出来事がどのように位置づけられるのかを理解していくのです。

(中略)

そうすることで、1つの出来事として暗記を終わらせることなく、多くのものを流れの中でいっぺんに覚えていくことができるのです。

「東大生の記憶術」は意外と簡単にマネできる 「多くのことをすぐ覚える」たった1つの方法

東大生は「つながり」や「流れ」を意識して勉強することで、少しでも多くの情報を記憶しているのですね!

東大生は記憶力が特別優れているわけではないというのは意外でしたが、こういった勉強法の工夫で記憶しやすくしているというのは「なるほど!」と納得です。

次のセクションでは、ここで理解した東大生の記憶術を英単語学習にどのように応用するのかを詳しく解説していきます。

東大生の記憶術を応用した英単語の覚え方

時間の制約などさまざまな課題を抱える中での社会人の英単語学習、ここに東大生の記憶術から学んだ秘訣を応用していきましょう。

僕自身も含め、多くの人が学生時代にやっていたのは、英単語と日本語の意味が並んだ単語帳や単語カードを繰り返し覚えるという方法だと思います。

この方法だと、先ほど学んだ記憶術の秘訣である「関連付け」や「流れ」の要素が一切ない、つまり良くない例です。

では「関連付け」や「流れ」を意識した単語の覚え方とはどういうものか、具体的には次のような勉強法があります。

東大生の記憶術を応用した英単語の覚え方

関連単語も一緒に学ぶ

「関連付け」から応用して、英単語を覚える時に関連単語も一緒に学ぶという方法が効果的です。例えば、”sustain”(持続する)という単語を覚える際、”sustainable”(持続可能な)や”sustainability”(持続可能性)といった関連する単語やフレーズとともに覚えることで、単語の意味やニュアンスを深く理解することができます。

また逆に、近年SDGs関連でよく聞くようになったことから”sustainability”が(持続可能な)という意味だと覚えたとします。そこから、”sustain+ablility” と分解して、”ability”は(~できること)だから”sustain”は(持続する)という意味だな、といったように、関連付けの意識があると単語の意味を類推しやすくなります

視覚的なイメージで学ぶ

こちらも「関連付け」に分類される、視覚的なイメージと関連付けて覚えるという方法です。視覚情報そのものが記憶の定着に役立つだけでなく、単語の意味やニュアンスを直観的に捉えられます。これは特に形容詞を覚える時に効果的で、例えば”cozy”(居心地のよい)という単語を覚える際、Google画像で「cozy」を検索して、その単語に関連する画像やシーンを確認します。実際に検索してみると次のようになります。

“cozy”は居心地の良い部屋や空間と関連しているんだな、と単語の意味を体感的に理解することができます

また、検索バーと検索結果画像の間に並んでいるのは「”cozy”と一緒によく使われる単語」です。ここでも、既に解説した「関連単語も一緒に学ぶ」が実践できますね。

文脈から覚える

「流れ」から応用して、単語を個別に覚えるのではなく、その単語を含む文章の流れ(文脈)の中で覚えるという方法が効果的です。例えば、”negotiate”(交渉する)という単語を覚える際、それを使った例文を学ぶことで、単語の意味や使い方を自然に覚えることができます

例文: “In a business meeting, two companies negotiate a deal. One company wants a higher price, while the other seeks better terms.”

このように、実際に単語が使用されているシチュエーションやストーリーも知ることで、その単語が持つ意味やニュアンスを実感しながら覚えることができます

まとめ

今回は、東大生の記憶術の秘訣と、それを応用した英単語の覚え方について解説しました。

東大生が実践している、情報の「関連付け」や「流れ」を重視して記憶しやすくする工夫を応用すれば、忙しい社会人でも効果的に英単語を学べます。

文脈もなく単語が並んだ単語帳を端から覚えていくのは今すぐやめて、東大式の効率的な学習に切り替えてみませんか?

なお、英語学習では英単語だけでなく、文法や発音など時間をかけて学習することがとても多いので、戦略と効率を意識しながら学習を進めるのが重要です。

次の記事で、英語学習を効率的に進めるためのトレーニングメニューの決め方について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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