初めての海外出張、何が起こるか不安だ・・・
海外出張はどんなトラブルが発生するか心配で、行く前からとても不安になりますよね。
僕自身も、今でこそ海外出張に多く行くようになり慣れてきましたが、最初は失敗だらけでした。
僕の初めての海外出張は入社3年目、シンガポールの拠点に1人で行き技術支援するというミッションでした。
当時は英語が話せたわけでもなく、しかも国内出張の機会すらほとんどなかった中で、いきなり回ってきた海外出張です。
この記事では、そんな初の海外出張でやってしまった失敗事例を、細かいものも含めて集めました。
これから海外出張に行くけど不安で仕方ないという人は、「こんな人もいるんだ…」と少しでも前向きになってもらえると嬉しいです!
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- もともと純ジャパ・海外経験なし、社畜生活で不眠症を経験
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海外出張の失敗談①飛行機内で文法を極めようとしていた
当時の僕はTOEIC学習はしていたものの、英語を「話す」準備は全くしていなかったので、出張前の1週間くらいは英会話を頑張ろうと思っていました。
でもかなり業務が立て込んでいた時期だったことに加えて、出張準備の業務も重なり帰宅後に英会話を頑張る時間も体力もなく、結局何もせず出発当日を迎えてしまいました。
焦った僕は、せめて飛行機内で勉強しようと英語教材を機内に持ち込み、シンガポールまでの8時間のフライトで文法を極めることにしました。
が、結果はご想像の通り8時間も集中力が続くわけもなく、そしてその8時間だけで文法が極められるわけもありませんでした。
現地シンガポールで「機内の英語学習が活きた!」と思った場面は1週間の滞在で1度あったかどうか、くらいです。
英語は飛行機内で頑張ったら使えるようになるほど甘くはありません!
やるとしたら、現地で使いそうな単語を復習する程度にしましょう!
海外出張の失敗談②重要書類をスーツケースに入れて預けていた
飛行機内では英語学習するつもりだったので、出張先で使う重要書類は手荷物ではなくスーツケースに入れて預けていました。
でも今思えば、預け入れるスーツケースに重要書類を入れるのはNG、なぜなら特に海外ではロストバゲージのリスクがあるからです。
ロストバゲージとは文字通り、空港で預け入れたスーツケースなどの荷物が紛失するトラブルで、航空会社がタグ発行を間違ったり、他の人が誤って持って行ってしまったりと、原因はいろいろあります。
海外の場合、特にフランクフルトやパリのような大きな空港を経由して別の場所に乗り継ぐ際に、荷物の積み込みミスでロストバゲージのリスクが高くなります。
ロストバゲージに遭ってしまうと、返ってくるまで少なくとも2日くらいはスーツケースなしで過ごさなければいけないので、基本的に貴重品は預け入れしないほうが良いということになります。
実際のシンガポール出張では荷物は問題なく受け取れたのですが、このリスクを知らず重要書類を預け入れてしまってたのは小さな失敗です。
海外出張の失敗談③空港から電車移動で大幅に時間ロスした
シンガポールのチャンギ国際空港について、7日分の荷物が入った大きなスーツケースを無事受け取り、まずはホテルに向かいます。
滞在する先のホテルでは現地駐在員が僕を待ってくれていて、一緒に夕飯に出かけることになっていました。
ここで出張に慣れている会社員なら迷わず空港からタクシーを使うところですが、国内出張にも慣れていなかった上に貧乏性の僕は
海外のタクシー、絶対高いんだろうなぁ
と日常生活の感覚でケチってしまい、電車(MRT)に乗り込んでホテルを目指すことにしましたが、これが大きなミスの始まりでした。
初めてのシンガポールなので、土地勘もない、電車の乗り方もよく分からない、更には最寄り駅に着いてからホテルまでの方角が分からないという「ないない尽くし」。
(当時はスマホではなくガラケーだったので、Google Mapのような便利な地図もなかったんですよね^^;)
更に、ホテルで待ってくれている駐在員に電話しても繋がらず、助けてもらうこともできないし、遅れることも伝えられない。
(後で気付いたのですが、焦って違う番号にかけていました^^;)
大きなスーツケースを片手に右往左往して、ようやくホテルに到着したのはなんと予定から1時間半遅れ。
駐在員はその間ずっと、ホテルのロビーで待ってくれていて、怒ることもなくただ心配してくれていたそうです。
待たせてしまったのは本当に申し訳ないんですが、彼に会えた瞬間の「助かった感」は今でも忘れられない良い思い出です。笑
後から上司に、「時間ロスとかトラブルに巻き込まれるリスク考えたら、タクシー使うのがベストだよ」と指導され、それ以降仕事では貧乏性を封印してタクシーを使うようにしています。
海外出張の失敗談④技術支援プロジェクトが遅延しかけた
現地には1週間滞在し、シンガポール人スタッフ2人を相手に技術指導を行う計画でした。
でも英語を「話す」ことに慣れていなかった上に、何か言葉を発するたびに
でもこれ英語でなんて言えばいいんだ?
文法的におかしくないか?失礼な言い方にならないか?
といったん考えていたので会話に時間がかかり、シンガポール人スタッフとの会話もキャッチボールという感じではなくとてもギクシャクした感じでした。
そして滞在予定の1週間のうち半分が過ぎて、計画に対し遅れが出ていました。
これは明らかにコミュニケーション力による遅延だということに気付いて焦った僕は、そこでようやく、コミュニケーション方法を変える必要があると気付きました。
そこから、文法的に多少ムチャクチャでも、単語も合っているかどうかわからなくても、とにかく相手に伝え、前に進めるように努力しました。
この時の僕の変化がシンガポール人スタッフにも伝わったようで、協力してくれるようになり、なんとかギリギリ帰国までに技術指導を終えられました。
「完璧な英語を話すことにこだわりすぎていた」という失敗でもあり、大きな気付きでもありました。
まとめ
今回は、僕の初の海外出張で犯してしまった失敗事例を、細かいものも含めてご紹介しました。
このような失敗談を聞いて、あなたもそうならないよう準備しておいてくださいね、と言って締めくくりたいところなのですが、海外出張はどれだけ準備してもしきれないのが実態です。
実際、2回目以降の出張でもいろいろと予期せぬトラブルは発生していますが、この初めての海外出張での経験から、どこに出張に行く時も不安になりすぎず「まぁなんとかなる」と思って過ごせています。
何より最後の失敗事例で、英語は完璧でなくても、まずは伝えたいという「想い」が大事だと気付いたのが大きいです。
これと似た教訓として、海外で生活する上で重要な「マインド」と「コミュニケーション」を学べる教材が、実は出川イングリッシュです。
海外でもまぁなんとかやっていけるよ、と言えるようになりたい方は、ぜひ次の記事で出川イングリッシュの秘訣から学んでくださいね!
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